実家の母が布草履にハマって、もう4年は経つ。
母の持病である『 勿体ない病 』( あ、遺伝だったのか・笑 ) から、
捨てられずに、古着、古布、端布で溢れかえった納戸を少し整理しようと
思い立ったから、らしいのだが。
以来、私の室内スリッパは、母の布草履となった。
綿でしっかり編まれた草履は気持ち良く、足裏のツボも刺激してくれ、
汚れれば洗濯機で丸洗いでき、またふんわりと心地良さが戻って来る。
綿100%だから、劇的に肌の弱い私でも、真夏に履いてもカブレない。
「 草臥れたら捨てなさい 」 と
母は次々に新しい草履を持たせてくれるけれど、
母の手づくりだから、なかなか捨てられない。
でも、もう、限度だ!と思うと、その草履を手にはめて、
家の床、階段を拭きあげて、手を合わせて捨てさせて貰う。
布って凄いよね。
最後は雑巾になるまで、リサイクルできる。
もう限度だ! な状態の草履が、二足になったから、
そろそろ新しい草履をおろそうかな。。。。

母の布草履三種 posted by (C)りうりう
左/布団の側布の余り布で
中央/母の夏のスカート
右/私の若き頃の夏のワンピース
草履の柄に、この布たちが現役だったころの思い出が絡む。
母も様々な思い出を辿りながら編んでくれたのだろうと思いつつ。
よれよれに草臥れちゃったのはこちら。

よれよれ限界布草履 posted by (C)りうりう
左/夏のあっぱっぱ 右/私の若き頃のパジャマ
楽天でも売ってたり、本まで出てるんですね。
買うと、安くても2000円するんだ~~@@。
母の持っている知恵や技。
吸い込むように、全部全部受け継げたら素敵なのに。
いつも共に在ったあの頃は思いもしなかった。
家に帰ればいつも母が在り、
女性として、何ひとつできない、しようとしない私に、
きちんと伝えるために、お茶もお花も習字も料理も裁縫も。。。
全て完璧にできるひとが、またきちんと外で習いなおし、
時間を見つけてはさりげなく伝えてくれようとした母に、
私はいつも「 忙しいから、またあとで 」と。
何を忙しがっていたのか、 何をより大切に想っていたのか。
本当に大切なものは、すぐそこにあり、
いつだって両手を広げて、待っていてくれたのに。
まだ、遅すぎませんよう。
母が元気でいるうちに、母が健やかで在るうちに。
たくさん、たくさん話そうね。
たくさん、たくさん教えてね。
いつだって貴女を愛し、貴女を敬し、貴女を目標に、
ふぁいと!>ぢぶん
- 関連記事
-
スポンサーサイト
ジャンル : 趣味・実用
テーマ : 手づくりを楽しもう
タグ : 布草履 リサイクル 古布 布ぞうり 勿体ない
見る度、「布草履、何がそんなにいいんだろう」と思っていました。
今日りうりう*さんの日記を読み、わかりました。
環境に優しい☆何度も洗って使える&最後は雑巾にもなる!!
優れものだったのですね(\(。。)反省)
お母さんの事、私も身にしみます。
今は、些細な事でも「ありがとう」と言葉にすることを心がけています