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今日も元気で

今、生きて在れることに感謝し、限られた生を慈しみ、楽しんで、感謝のなかに在ろうと決意中。

和ろうそく。








   NHK『 プラネット アース 』を観終わると『 サンデースポーツ 』。


   ついそのまま、だらだらと付けっ放していたら、
   いつの間にか『 アーカイブス 』の時間になってしまった。

   明朝は早いので消そうとしたが、
   このシリーズは選りすぐりの過去の番組を流すので、つい、リモコンの指が止まる。

   『 国会議事堂 』と 手仕事にっぽん『 和ろうそく 』。

   嗚呼、これは観なくっちゃ。
   、、、即、録画すれば、明日の準備ができたものを、
   モノローグが長かったり、CMが入ったりする民放ではないので、そのまま固まる。

   結局、90分、ばっちり観てしまった。  orz....


   『 国会議事堂 』は
     通常国会開催中の国会議事堂の舞台裏で、どんなことが起きているのか、
     ここまでカメラが入って公開しちゃっていの?な、興味深い取材だった。

     時の総理は、中曽根氏。
     おそらく'84年の第2次中曽根内閣の第1次改造内閣時代。
     予算案が可決するまでの舞台裏を追っかけていた。

     大蔵大臣は竹下氏で、各野党との「すりあわせ」で金丸幹事長が暗躍し、
     就任したばかりの防衛庁長官は加藤紘一氏で、
     「防衛費GNP1%枠遵守」をめぐる攻防に汲々としている様子が取材されていた。

     この時期の外務大臣は、安倍晋太郎氏、総務庁長官は後藤田正晴氏、
     官房副長官(政務)は山崎拓氏だったりする。


     あれやこれやとぐるぐる想っているうちに、終わってしまい、
     手仕事にっぽん『 和ろうそく 』が始まり、我に返る。



ふたば




     江戸時代にロウの生産で栄えた、愛媛県内子町のろうそくだった。

     絵などで彩色されていない、時代劇などで出てくるようなシンプルな和ろうそくである。
     町並みには、当時の賑わい、豊かさを伝える見事な家屋が並ぶが、
     創業以来200年の時を越え、現在も作り続けておられる家は一軒のみ。

     5代目という大森氏のろうそくづくりを最初から追っていた。
     丸1日、10時間を掛けて100本ほどのろうそくを手作業でつくる。

     ハゼの木の実から採れる、木ロウ(もくろう)をあたため、45度位に保ち、
     右手にろうそくの芯をつけた竹ひごを持ち、
     素手である左手の掌に乗せたろうにこすりつけていく。

     茶色のロウが、擦り続けるうちに真っ白になっていく。
     ろうを乗せた左手はミットのように、ロウで がびがびになる。

     左手は、皮膚のなかにロウがしみこんで、指紋がない。

     温度は、頬に当てて確かめる。 温度計など一切用いない。
     火鉢のようなものの上にロウが入った鋳物の鍋ひとつ。
     燃料は炭。 創業以来の作り方を踏襲される。

     1番最初の芯に巻きつけるときのロウの温度と、
     8回に渡って擦りつけていく温度とは微妙に違い、
     最終の艶出しとする温度は50度で、これもまた頬に当てて確かめる。

     できあがったろうそくは、和ろうそく独特のきれいなカーブを描き、
     カットしてみると、年輪のように美しく、8層のろうが巻いている。

     芯は、隣の部屋で奥さまが一心につくっておられる。
     竹の芯に「灯心草」と呼ばれる、イグサの茎の蕊を丁寧にしっかりと巻きつけ、
     最後に真綿を、薄くネットのように絡めて終える。


     昔から、ろうそくは男の仕事、芯づくりは女の仕事とされ、
     大森家に嫁して、初めて芯をつくり、ご夫君がロウと巻きつけて
     出来上がった最初の1本のろうそくが、記念として大切に保管されていた。


       驚いたのは、全てナレーションで語られ、
       大森氏も奥さまも一言もお話になっていない、ということ。

       大森氏の、ろうそくを頬にあて、温度を確認しておられる姿。
       ろうそくに向き合う背筋。
       絶えず45~50度のろう漬けになっている、ミット状のろうまみれの左手。


     それだけで、大森氏の声なき言の葉がストレートに胸に入ってくる。

     たった10分の番組だったのに、深くこころに染み入った。



     『 和ろうそく 』の番組が終わった後、進行役の女性アナウンサーが
     収録時、60台であった、5代目の大森氏は79歳で逝去されたこと。

     息子さんが6代目を継がれ、
     このビデオを観ては、父に追いつき、追いつこうと精進されている、ということ。

     和ろうそくは、植物性であることと
     パラペンなどを使わぬために、洋ろうそくに比べてススが少なく、風にも強いことから、
     神社仏閣中心に人気が高いが、後継者が少ないことを述べ、『アーカイブス』が終わった。



    しんしんと感動しつつ、

    疲れたこころには、丁寧な取材、美しい映像。
    淡々としたナレーションの語り口、矢鱈に効果音で強弱をつけない、煽らない。。。

    そんな番組づくりが、つくづくあたたかく、そして嬉しい。


                  朝ドラも、大河ドラマも観なくなってしまったが、
                  ( 紅白なんて30ウン年観ていない。。。 )

                  自然ものやドキュメント構成は、突出している、と思う。
                  やっぱりやっぱり、NHKには頑張って欲しい。 ふぁいと!

ペンぽ

来週のプラネットアースは、海~~!!



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[ 2006/10/08 00:00 ] 観ました^^*☆ | TB(0) | CM(8)
Re:和ろうそく。(10/08)
プラネットアース、素晴らしかったです。

子供がいるので、10時には、テレビはおしまい。

後のものを見ることが出来なくて、本当に残念です。



NHKアーカイブスどれもは素晴らしく、昔は本当にいいものを作っていたのだなと思って見ています。

それに比べて、『世界遺産』や『迷宮美術館』などは、おちゃらけていて、全くレベルが違ってきているようで、せっかくのいい素材も料理しだいとはよく言ったものです。

せっかく視聴率にこだわらなくてもいい環境なのだから、次代に語る告がれるような番組を、視聴者にこびることなく作れればいいものを。

そうでないなら、他の民間放送同様に、CMで稼いで視聴料の丁数はやめるべきでしょう。
[ 2006/10/09 08:37 ] [ 編集 ]
私もみてました~☆
同じ時間おなじようにブラウン管に向かっていたんですね♪(あ、、液晶でしょか?(^^ゞ)和ろうそくをみかけるたびに、ウチにあった赤いロウソクと人魚の本を思い出します。いつか作るところをみたいと思っていました。

アーカイブスはいつも楽しみにしています。もっと早い時間に放映してほしいといつも夫と話しています。ビデオにとればいいのに、、と思いながらついつい忘れて見入ってしまって…。子供に「いいもの」をもっとみせたいのに。
[ 2006/10/09 15:19 ] [ 編集 ]
Re:和ろうそく。(10/08)
両方とも見ていませんでしたが、私もNHKにはやはりがんばってほしいと思います~ 大人がまともに見ていられるのってやっぱりNHKくらいしかないっす。。。
[ 2006/10/09 18:31 ] [ 編集 ]
NHK。
素晴らしかったですよね>プラネットアース>カニの床屋さんさん



 > 子供がいるので、10時には、テレビはおしまい。

 > 後のものを見ることが出来なくて、本当に残念です。



我が家にもそんな時期がありました。

小学生の間は9時就寝、ということで厳しくしてましたが、

中学生になると段々となし崩しに、、、(汗)。

んでも同居中は、何が何でも8時半消灯、でしたから、

少年たちも私も、全くTVなど観られない状態で、苦しかったです。。。。



 > NHKアーカイブスどれもは素晴らしく、

 > 昔は本当にいいものを作っていたのだなと思って見ています。

 > それに比べて、『世界遺産』や『迷宮美術館』などは、おちゃらけていて、

 > 全くレベルが違ってきているようで、せっかくのいい素材も料理しだいとはよく言ったものです。



おそらく。

視聴率にこだわらないでもいい環境ではありながら、

やはり視聴率は何某かの査定基準になるのだと思われます。

どんなにイイ番組でも、視聴率がさっぱりならば、制作サイドは何某かの訓告を受け、

何某かの方向転換を迫られる。



(視聴者からの試聴料を強制的に取った上での)NHKの一人相撲、自己満足。

そういった批判を恐れるが故でしょうね。



となると、私たちにできることは、イイ番組はイイ、と声をあげること。

NHKの上層部に届くような声をあげること、のように思います。



うちの会社を取材し、番組にされたNHKのプロデューサーの御方が、

うちの会社に惚れ込んで下さり、NHKを退社され、うちの会社へ入社されました。

私たちは、驚愕しつつ、その御方の抱えていらした様々な事柄に想いをはせました。



なかなか。 なかなか。

「人生は重き荷を背負うて坂道を進むが如し」ですね。

[ 2006/10/09 18:42 ] [ 編集 ]
Re:私もみてました~☆(10/08)
きゃ~~!!>tarantini78さん

握手、握手ぅぅ。

我が家も勿論?ブラウン管ですとも~~(汗)。



和ろうそくといへば、確かに『赤いロウソクの人魚』ですね^^*☆。

昨年のお仏壇の入佛式、お墓の入佛式、赤いロウソクでしたですよ。

やはり、やさしかった人魚を思い出していました。



幼少の砌、なんとなく、儚い、やさしい、赤色を想像してたのでしたが、

長じて目にした本物の赤いロウソクは、

鳥居のような賑やかな赤で、びっくりした覚えがあります(笑)。



 > アーカイブスはいつも楽しみにしています。

 > もっと早い時間に放映してほしいといつも夫と話しています。



私もです~~。

夫はちょうど帰宅する頃で、食事しながら観られるので喜んでましたが、今は居ないし。

やっぱり、録画しかないのかなぁ。。。。



 > 子供に「いいもの」をもっとみせたいのに。



ですね。 まだまだ、番組を一緒に観てくれる時間、大切にしたいですよね。

[ 2006/10/09 18:54 ] [ 編集 ]
「大人がまともに」
ををを>パクチーナさん



 > 大人がまともに見ていられるのってやっぱりNHKくらいしかないっす。。。



きゃ~~。

朝は、フジTVの『めざましテレビ』と『とくダネ!』を観ちゃってる私です(汗)。

滅多に観ないけれど歌番組やバラエティの類のセンスは民放に在る、と思う。

んだけれど、先週、今週のようなクールの狭間のバラエティ、SP番組ラッシュには辟易します。



時間を大切に遣わないと>ぢぶん。

[ 2006/10/09 19:20 ] [ 編集 ]
和ろうそく
特別の法事の時だけと買い求めた和ろうそく、結局、その特別の時にも遣わないままにお仏壇の引き出しに入ったまま。

消す時に、普通に消すと火花が散って危ないのです。芯つまみの道具で、そっと火を切るようにしないと。

それが面倒で……。反省。

たまには使ってみましょう、職人さんに感謝しつつ。

[ 2006/10/10 13:23 ] [ 編集 ]
Re:和ろうそく(10/08)
をを!>思惟ちゃん☆



思惟ちゃんちには、和ろうそくがおありになる?

素敵~~~!!



 > 消す時に、普通に消すと火花が散って危ないのです。

 > 芯つまみの道具で、そっと火を切るようにしないと。



火花というのは、おそらく最後に芯にまきつけたネットのようにした真綿ぢゃないでしょうか。

大元の芯も竹だったし、それに灯心草をしっかりきっちり巻きつけてましたから、

確かに「芯つまみ」のお道具が必要であろう、と思われます。



 > たまには使ってみましょう、職人さんに感謝しつつ。



わーぃ\(^o^)/☆ 嬉しい!

[ 2006/10/11 07:31 ] [ 編集 ]
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