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今日も元気で

今、生きて在れることに感謝し、限られた生を慈しみ、楽しんで、感謝のなかに在ろうと決意中。

小学生からの手紙





義父母が、ちょっと嬉しく、そして、ちょっと悩んでいる。


先日、町内の小学校5年生の男子児童から、
丁寧な封書が届いたからである。



この小学校には、民間の老人介護施設が隣接している。


私がこの小学校のPTA副会長であった頃は、
運動会や発表会など、学校行事の度に案内状を送り、
車椅子で外出できる方々は、こぞっておいで下さっていた。
運動会では、施設の屋上で、ずらりと並んで応援下さった年もある。

小学校だよりは毎月、施設にも送り、身近に感じていただいてきた。


夜の静けさを破らないため、
校庭にはナイター設備を置かず、夜間の行事は夏の星空映写会のみ。
PTAのソフトボール大会の練習は、
町内の他校のグランドが開いている日時を調べて、借りて練習した。


夜間の役員会に出席する際も、
ヘッドライトが施設側に当たらないよう工夫し、
できるだけ静かに出入りするよう神経を遣ってきた。


8月には、施設の盆踊り大会に小学校の校庭を開放し、
敬老の日が近くなると、低学年は折り紙で飾りをつくったり、
高学年は、文庫本カバーとか千代紙を貼り付けた小さな箱であるとか、
図画工作の時間を遣い、6年生が代表して表敬訪問。


お元気なおじいちゃん、おばあちゃんには、
集まっていただいて、童謡中心の合唱を聞いていただき、
お部屋を回り、ひとりひとりのおじいちゃん、おばあちゃんに
みんなの手作り小物をプレゼントする。


表面的な繋がりではあったが、
入所されている方々は、一様に、可愛らしい子どもたちに目を細め、
いつもとても喜んで下さる。


それなりの使命感のようなものを抱え、
カチコチに緊張して訪問する子どもたちも、
慣れてくると、素直に「おじいちゃん」「おばあちゃん」と
甘えることができる子も出て、お喋りしたり、本を読んでいただいたり。

全員とは行かないまでも、
概ね皆であたたかな時間を過ごすことができていたようである。


後日、学校宛に、施設から、
あるいは個人名で感謝の手紙をいただいたりすると、
学校長が、朝礼で紹介したりする。

力を入れて臨んで来た子どもたちは、
ぱぁっと顔を輝かせ、自然に拍手があがることもあるという。



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さて、この度、義父宛に封書が届いた。 初めてのことである。


とても丁寧な文字で、

   厳しい夏の暑さが落ち着き始め、夏の疲れが出ておられないか。

   これからも、どうぞお元気で、長生きして欲しい。

といった文面。


とても可愛らしく、嬉しく思ったが、なにぶん初めてのこと。
戸惑いもある。

差出人の住所は小学校ではあったが、個人名がしっかり書かれていた。
義父母は、返事を出すべきなのか、どうなのか、考え込んでしまった。

義母は殊に、「?」の塊である。


 ● どうして突然、今年、義父に直接?
 ● 義父だけで、義母へ来ないのは何故か?
 ● 義父が認知症であることが、関係しているのか?
 ● 義父の年齢で、手紙を出す出さない、と決めたなら、
    年齢まで明らかになっている名簿が学校にある、ということなのか?
    ならば、その名簿の出所は何処なのか?
 ● 手書きの丁寧な文章だが、子どもが考えたとは思えない。
    先生に言われ、お手本どおりの清書なら、なんだか。。。。
 ● 返事は出した方がいいのだろうか。
    出さないと、この子がさえない想いをするのだろうか。
 ● 義母が代理で書いてもいいだろうか。


思い余った義母から相談を受けたので、


 「 そんなに悩まれなくていいですよ。
   深い意味はきっとありませんよ。

   受け取られて、まずは嬉しく思われたのですから、
   そのお気持ちだけでも、お返事されては如何ですか 」 と答えた。


想い惑い、まだ何もアクションできない義父母を見て、
ちょっと哀しかった。

今回の小学校の思いつき、は、全然成功していない。


返事を書き、ポストに投函するまでが
著しくこころの負担となる御方もなかにはいらっしゃるだろうし、
買い置きの切手や葉書がなければ、買いに行かねばならない。
このあたりでは、切手を買うにも車が必要な地域がたくさんある。


人一倍、あれこれと心配する義母はもちろん、
直前記憶をごっぽり無くす義父は、封書を見る度に驚き、大喜びし、
そのあとで、返事はどうしたものか、とその都度悩んでいる。


副会長時代の校長先生がまだいらっしゃるので、
軽~~い調子で、ちらっと訊ねてみようかな、とも思いながら、
私が、言った、ということになると、
おそらく大々的に取り上げられて、話が大きくなりそうだしなぁ、、、と
私まで、悩ましい日々である。


ペン困




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Re:小学生からの手紙(09/16)
今の世の中、いやですよね~

いろいろ考えなきゃいけないことがあって、

単純に考えて、単純に行動できればいいんですけどね~

学校も、こういう経緯で児童に手紙を書かせていますって、

気を使ってつけてくれてもいいのにね~

もっと、気軽に考えられるといいですね~(^_^;)
[ 2005/09/16 12:38 ] [ 編集 ]
シンプル イズ ベスト~~!
そうなんですよぉ>ネコの目さま



義父母については、

嬉しかったんだから、もぉ悩んでないで、さっさと送ればいいやん、と(汗)。



きっと、これが、近隣の子どもたちが持ってきてくれたりしたら、

「有難うね。先生にもよろしくね」で済んでたんだと思う。

名簿云々も露とも思わず、「あそこにおじいちゃんがおってよ」みたいに、

子どもたちの口の端に上ったのだろう、で済んだのだろうと。

んでも、郵便だったから。。。。ね。

正式っぽい感じになっちゃったし、個人名が書いてあると、ヒく。

(学校側としては、「5年生一同」より、こころの通うものにしたかったのだろうけれど)



んでも、その名前の子を知らないし、気になるし、返事しなくちゃ、と負担になるし。。。。



学校側から、一文あれば良かったのに、って思います。

[ 2005/09/16 18:15 ] [ 編集 ]
Re:小学生からの手紙(09/16)
介護施設が小学校に隣接していて それから大変微笑ましい内容であり、りうりうさんがこれまた すごいことをやってのけていたんだなぁ・・・って想像膨らましていたのに なんだか微妙な問題? が浮上ですね

何かで 私達の時にも アル程度御歳を重ねた方々へ手紙だったか何か プレゼントしよう!ってことになりましたね

しかし その名簿って・・・(?_?)って感じですね そういえば。

思い出せませんが 軽くお返事のハガキでしょうか?

私も 深く考えてしまいました(笑)

[ 2005/09/16 18:18 ] [ 編集 ]
Re:小学生からの手紙(09/16)
施設に・・・というのはよく聞きますが、個人が個人へとなると考えますね。りうりうさんのところはお年より世帯が多いのでしょうか?

やはり学校からの一文で気持ちもずいぶん変ったでしょうに、善意だからと考えが及ばなかったんでしょうね。

[ 2005/09/16 20:28 ] [ 編集 ]
頑張ってたのは小学校なんですよ☆
コメントを有難う☆☆>珠玉さん



介護施設へのアプローチは、小学校がずっとやって来たことだったんですよ。

私は、PTAとしてサポートしてただけなんです。



金八先生の中学校のように、なかなか心通う密着型とは行きませんが、

職場見学や中学校での職場実習ではとてもお世話になっています。



 > しかし その名簿って・・・(?_?)って感じですね そういえば。



そうなんです。 郵便で来ましたからね。。。。

んで、住所が小学校であっても、差出人が個人名だったら、やっぱりドキっとしますよね。

[ 2005/09/17 01:14 ] [ 編集 ]
個人名で個人宅に。
お年寄り世帯ばかりです>ゆうやけぐもさん



うちの町は合併を繰り返しているので、小さな町、小さなムラが集まっています。

スープの冷めない距離ですが、義父母の地域には、既に小学校生徒が1人、

中学校生徒は1人も居ません。

私の地域は、小学生の兄妹の居るお宅が1軒のみ。中学生は居ません。

どんどん子どもたちの数が減っています。



 > やはり学校からの一文で気持ちもずいぶん変ったでしょうに、

 > 善意だからと考えが及ばなかったんでしょうね。



「善意だから」、、、ここがきっと落とし穴ですよね。

私も気をつけなくては!と思いましたです。



[ 2005/09/17 02:06 ] [ 編集 ]
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