今日も元気で

今、生きて在れることに感謝し、限られた生を慈しみ、楽しんで、感謝のなかに在ろうと決意中。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

薬師寺にて。





      『 お堂で観る阿修羅 』、『 正倉院展 』で 早くからごった返す奈良公園。


       雲ひとつない奈良の空の下、後ろ髪を引かれまくりつつ、 
       近鉄奈良駅に潜り 西ノ京、薬師寺を目指す。



       西ノ京、斑鳩方面は、いつ訪れても観光客が少なく、
       ゆっくり ゆったり 悠久の時の流れに揺蕩うことができるのであるが、

       先ほどまでの、尋常でない喧騒が嘘のようで。

       電車でご一緒になった方々も、写経が目的でいらっしゃるらしく、
       私、ひとりが まずは白鳳伽藍へ。

       出迎えてくれたのは 聚賓館まで紫式部の実がいっぱぃの小道。



         秋の大宝蔵殿特別開扉や
         玄奘三蔵院伽藍の大唐西域壁画公開(平山郁夫画伯)、
         吉祥天画像の特別公開中、という超豪華期間であることを識らずに訪れ、
         余りのラッキーさに、胸が震える。



       堪能して ぃょぃょ金堂の薬師さま方、大講堂の弥勒さま方にお逢いしようと、
       東僧坊に足を向けると、修学旅行生たちが到着したらしく、
       マイクの声が響き、大爆笑している様子が聞こえて来て、活気付いており、
       内心、がっかりした(゚゜)\バキ☆のだったが。


       ざっと250名ばかりの男子高校生を前に、爆笑を取りながら説明されているのは、
       この薬師寺のお坊さまであった。


       これまた、なんとラッキーなのだらふ!! ???

            ちゃっかり、末席に座らせていただいて、便乗拝聴する。




修復中.jpg




         薬師三尊像が「 銅 」で つくられていることについて。



         薬師三尊像が「 金 」でないことに
         がっかりしたり、軽んじたりするひとがいるのだけれど。

         当時は、銅が出土したばかりで、金と同等の価値であると考えられており、
         「 銅 」という漢字が 「 金と同じ 」と記されてあることでよく判る。


        「 君たち、ニッポンで最初の流通貨幣と言われるのは? 」


            「 和同開珎! 」


        「 そぅ、ちゃんと勉強してるようだね?
          それで、この和同開珎が鋳造されたのは?

            「 708年~! 」

        「 ぅん。 とても純度が高い自然銅が産出した事を記念して鋳造され、
          元号も 和銅 と改元された程の大事件だった。
          もう少し前の貨幣も識ってるか? 」

            「 富本銭~! 」

        「 をを! よく識っていたね! 
          富本銭は、683年頃につくられた、と言われてる。

          薬師寺のご本尊さまは 697年に開眼しておられ、総重量は20t。
          で、和銅当時、どんなに皆で頑張っても 年に200kgしか取れなかったんだ。

          このことから、いったい何が判るかな? 」



??   ??   ??




        お坊さまは 口々に答える生徒たちの誤りに
        ひとつひとつ ユーモアいっぱぃの突っ込みをお返しになられながら、

        巧みに皆を誘導し、皆に当時を想像させ 考えさせ
        当時のひとびとは、当時の( 粗末な ) 木造の舟で、
        艱難辛苦に耐えながら隣国から大量の銅をここまで運び込んで、
        これだけのご本尊さまをつくりあげた、ということに気付かせ、

        「 当時のひとびとの活きる姿 」を 皆に偲ばせようとされる。


        また 飛天が透かし彫りされている、
        有名な東塔の水煙の拡大写真パネルを皆に見せ、

        当時、こんなところ、誰が見ますか? 誰の目に映りますか? と。

        1200年も前に ここで確かに生きて在った
        「 名も無きひとびと 」の 丁寧で こころこもった仕事ぶりについて。


          ( 満足な )機械も道具もなかった1200年前に、
          自分の名を残すでもなく、ただひたすら。 
          こんなに丁寧で美しい仕事を していた大勢のひとびとの姿。
          それを是非、肌で感じて欲しいのだと。

          きっと、皆の先生方も それを願われ、
          修学旅行のコースに入れられたのではないか。


          もう高校生なのだから 「 古いなぁ、大きいなぁ 」「 もう、疲れたなぁ 」
             そんな 小学生のような感想は要らない。

          ただただ、古きひとびとの息吹を感じて帰って欲しい。
          1200年前に 生きて在ったひとびと。
          そのひとびとの作られたものを1200年間、大切に守って来たひとびと。
          そうさせたものは 何か。

          そして今を生きる君たちは、それに対してどう向き合うのだ。




薬師寺金堂.jpg 西塔.jpg





         「 ひとつだけ 約束をして下さい。

           君らは親しいひとに出逢うと、挨拶をするよね?

           どうか 仏さまの前では、手を合わせる、というご挨拶を
           仏さまにして下さい。 それだけが私のお願いです 」


         「 では最後に、私からのご挨拶です 」

                 姿勢を改め、合掌されたお坊さまは、
                 高田光胤師の 言の葉を紡がれる ――。  





      とらわれない こころ
   かたよらない こころ
    こだわらない こころ

   ひろく ひろく もっとひろく
    これが般若心経 空のこころなり






       しん、と静まったなかで 「 どうも有難う 」 と 一礼された お坊さま。

       少し間が空き、そして男子高校生たちの拍手、拍手、拍手。






                       私は ただただ胸 熱く。

                       何が私をここに引き合わせて下さったのか。
                       ただただ、感謝。





ペン感謝.gif

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 自分らしさへ



関連記事
スポンサーサイト
[ 2009/10/21 00:00 ] 観ました^^*☆ | TB(0) | CM(4)
法話
良いご縁を頂きましたね。



ひろく ひろく もっとひろく

これが般若心経 空のこころなり



ありがとうございます。合掌

[ 2009/10/31 15:10 ] [ 編集 ]
懐かしいなぁ
中学校の修学旅行を思い出しました~~!

中学は団体だったので、そういう講話を聴けたのですが、高校の時は班別行動だったので聴けなかったんですよね。本当にお話が上手…

笑わせて、しんみりさせて、教えがじんわりと染みてくる気がするんですよね~



和歌山&大阪で暮らした8年間にも、数回行きましたが、良いお寺ですよね。



転勤になるなら何処が良いかっていう話題が、mixiの転勤族妻のコミュで合ったのですが、関西圏はもう一度戻っても良いなぁ~~と思いますよ。

寺社仏閣回るのって、歳を重ねるほどに興味深く感じられるようになっていく気がしますし…



そういえば、薬師寺さんのHPに行きますと、お坊様の一覧がありますよ、調べたらそのお坊様のお名前までわかるかも、です(笑)



 6年ほど前に知り合ったお友達が、実は薬師寺の中で育ったという子なのです。旧姓が今の私と同じなのですが、お父さんと弟さんがお坊様でいらっしゃいますの。超有名なお寺の中での暮らしとか跡を継ぐ男子への制約とか、突っ込んで聞くと面白いです。
[ 2009/10/31 18:22 ] [ 編集 ]
Re:法話(10/21)
そうなのそうなの(//▽//)☆>あそびすとさん



 > 良いご縁を頂きましたね。



ほんとに有難いことでございました(//▽//)☆

拝聴したのとしてなかったのとでは、私の胸の内が凄く違ってたと思うですー。



 > ひろく ひろく もっとひろく

 > これが般若心経 空のこころなり

 >

 > ありがとうございます。合掌



高田光胤師の この言の葉は よく目にするところですが、

お坊さまから、直接伺うとまた、違うものですね^^*☆



般若心経そのものが、600巻に及ぶ『 大般若波羅蜜多経 』の心髄であるのに、

そのまた心髄を、これだけの言の葉にまとめられた凄さ~~☆



、、、、ぢつは、浄土真宗では、絶対他力の考えから、般若心経は上げないのです。

それがちょっとだけ、残念です(゚゜)\バキ☆

[ 2009/11/02 18:23 ] [ 編集 ]
Re:懐かしいなぁ(10/21)
そうでしたか~☆>しゅすらんさん



 > 中学校の修学旅行を思い出しました~~!



私の中学時の修学旅行は九州半周旅行で、殆どが阿蘇登り(-_-)。

バスの車中か山登りかの、きっつぃ旅行でしたぁああ(T^T)。



 > 笑わせて、しんみりさせて、教えがじんわりと染みてくる気がするんですよね~



まず、笑わせ、皆のこころを掴む、というのが大切で、それがとてもお上手だと思ったです!

で、昨今の他者を貶めるようなブラックな笑いでは勿論ないですから、

心地良かったなぁああ(//▽//)☆



 > 転勤になるなら何処が良いかっていう話題が、mixiの転勤族妻のコミュで合ったのですが、

 > 関西圏はもう一度戻っても良いなぁ~~と思いますよ。



ををを。 めちゃくちゃ憧れますですー(//▽//)☆

薬師寺さんHPのお坊さま一覧の情報を有難うございました(笑)。

あんなに大きなお寺さんなのに、

インド出向中の御方を含めて11名しかいらっしゃらないのですね~~@@

ご法話下さいましたお坊さま、いらっしゃいましたですよ~\(^o^)/☆

[ 2009/11/02 18:35 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。