今日も元気で

今、生きて在れることに感謝し、限られた生を慈しみ、楽しんで、感謝のなかに在ろうと決意中。

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「 公共の利益 」 と 「 個人の権利 」 と。





         自宅を新築して僅か3年目に、「 国道建設 」との由にて、
         我が家に立ち退きの申し入れがあり、
         その後10余年、「 国道建設 」をするのかしないのか、
         宙ぶらりんのまま、落ち着かない日々を送らされている者として、

         ダム問題はひとごとでなく、胸が痛い。



         それぞれのダム建設をめぐっての「 民主党 」の「 NO 」には、
           ダムが本当に必要なのか、否かという点、
           今後の建設に掛かる費用の点、完成後の維持費用の点、
           環境破壊、という点などから、
         中止するにしても巨額な費用が掛かるということを差し引いても尚、
         基本的に大賛成なのであるが、

         ダム建設着手から 63年 経過している八ッ場ダム。
         この63年という歳月は どう考えても長く重た過ぎて。

         この長い歳月で、立ち退き対象となった家庭の殆どが
         公共の利益の御旗のもとに、自宅を捨て(させられ)、
         代々のお墓を捨て(させられ)、隣人と別れ(させられ)、
         結果、ふるさと そのものを失くした住民側の言い分は
         至極もっともなことであり、
         なんとか双方の納得できる良い解決策はないのか、と 思う。



         そして、何より。
         今日まで、それぞれのダム建設が順調に進まず、
         廃止の憂き目をみることになった1番最初の「 ダム建設 」決定そのものに
         問題はなかったのか、と思う。  ―― 今更の繰言でしかないが。



         ひとが 社会に生きる以上、公共の利益、は最も優先されるべきもので、
         それは憲法に謳われている通りだと思う。


         けれども その「 公共の利益 」を優先させるがために、
         対象となる個々人のこれまでの生活が奪われるのであるから、

         「 公共 」は、最大限の努力をして、
         個々人のこれから、の生活を補償しなくてはならない。

         但し、個々人のこれまで、の生活を喪うことへの精神的な苦痛への補償は、
         算定不能であるため、ただ深謝の誠を尽くさねばならないのだ、と思う。


         また 憲法でその優先性を謳われている「 公共の利益 」というものに、
         とある特定の利権というものが、全く介在していなかった、と
         断言できるものであるか否か。
         本当に真っ当な 「 公共の利益 」であったのか、は、
         巨額の血税が動かされるのであるから、常に吟味されねばなるまい。

         安易にダム建設に走るのではなく、他の治水策に向けての
         國や地方自治体の検討努力はどれだけのものであったのか も問われよう。



      




         思えば、小泉内閣が 『 骨太の方針 』を打ち出し、
         ダム事業の総点検により、ダム建設実施計画調査開始後10年以上経過するも
         事業の進捗のないダム事業を原則中止・休止とする決定を下したのである。

         そこには 硬直状態の「 公共事業の見直し 」というなかに、
         進捗しない理由から、これまでの進め方の反省やら工法の見直しやら、
         「 公共の利益の正当性 」の見直しも含まれて来たのではないか、と
         思われるし、そこに大きな意義も意味も在ったと思うのだが、

         クリアできないまま 首相も替わり、政権交代まで迎え、
         ここへ来て、鳩山内閣が集中砲火を浴びるのは、なんだか釈然としない。




         改めてググって調べてみると、
         ウィキペディアに 『 日本の長期化ダム事業 』 というページがあり、

         ここに掲載されている 2008年現在の

         ● 現在事業進捗中のダム  … 24基 
         ● 完成予定の目処が立っていない事業 … 14基

         これら事業規模、投下された年数、投下された資本、人的資産、
         中途半端にふるさとを喪ってしまわれた方々の想いに眩暈がする。



         んでもこうして國中の視線が こうした硬直状態の大規模工事に集まり、

         公に喧々諤々の議論になるだけでも
         政権交代の意味も意義もあったのだ、と思いたい。



                          そしてどうするか。  何処へ向かうか。

                          問題山積。
                          何処までも見渡す限りの茨の絨毯なのだけれど。




ペン霧


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[ 2009/09/22 00:00 ] ニュース | TB(0) | CM(5)
Re:「 公共の利益 」 と 「 個人の権利 」 と。(09/22)
 >公に喧々諤々の議論になるだけでも

 >政権交代の意味も意義もあったのだ、と思いたい。



同感です。

にしても、所謂、土建屋さんと国土交通省と政治家の利権に食い荒らされていたのではないかとも思うのです。

「 公共の利益 」ならば、63年経ってもまだ出来上がらない筈も無く。

「 個人の権利 」をここまで侵害していた筈も無く。

川辺川は母の故郷の上流で、遠い話でもないのですが、四十数年も振り回されていたとも知らず……

政権交代されなければ、マスコミによって取り上げられもせず、お馬鹿な私は知らなかった *o_ _)oバタッ

悲しいです。

[ 2009/09/28 17:50 ] [ 編集 ]
Re:「 公共の利益 」 と 「 個人の権利 」 と。(09/22)
63年・・・

もう必要・必要じゃないという議論がされたという事実すら風化しそうな年数です



そこまで作りもうすでに人もいないのなら・・・と思いながらも作ったら作ったで膨大な維持費がかかると思うとやっぱり不必要なものは作らないべきではと思ってしまいます・・・・



本当にめちゃくちゃだよね

[ 2009/09/28 20:14 ] [ 編集 ]
「 土建屋さんと国土交通省と政治家の利権 」
サヨコさん



 > にしても、所謂、土建屋さんと国土交通省と政治家の利権に食い荒らされていたのではないかとも思うのです。

 > 「 公共の利益 」ならば、63年経ってもまだ出来上がらない筈も無く。

 > 「 個人の権利 」をここまで侵害していた筈も無く。



ほんとに。。。

63年て。

ひとが亡くなって50年でとりあえず法事類も終わり、赤ちゃんも還暦を迎える歳月。

何かが絶対おかしかった、としか思えませんよね。



当時は、多少なりとも「 公共の利益 」はあったんだとは真実思います。

それでも時と共に、治水状況も工事の手法も進化していきますもんね。

巨額の大規模工事ではありますし、期間も長期的になるのならば、

なかなか着工できない状況の場合は、折々でその見直しは絶対必要であったと思います。



 > 川辺川は母の故郷の上流で、遠い話でもないのですが、

 > 四十数年も振り回されていたとも知らず……



そうでしたか。。。

『 通販生活 』という雑誌のなかで、有明海問題を取り上げられ、

そこから「 無駄な公共工事 」が大々的に掲載されたとき、目を皿のようにして読みました。



ダムは勿論、途中で止まったままになっている道路や、施設、それまでに掛かった費用等々、

天を仰ぎたくなるようなものばかりでしたが、ダムだけで、これだけの数があったなんて。



今回、私も、しっかり 『 日本の長期化ダム事業 』に上げられた地域を

インプットしましたですー。     ( 続きます )

[ 2009/10/02 10:00 ] [ 編集 ]
「 土建屋さんと国土交通省と政治家の利権 」 2
続きです。





奇しくも昨日、尾道『 鞆の浦景観訴訟 』の判決がおりました。

鞆の浦には、私の大切な想い出もあり、宮崎駿監督の「 開発でけりがつく時代は終わった。

公共工事で劇的に何かが変わるという幻想や錯覚はやめた方がいい 」なご意見に、

心底共鳴しています。



とはいへ、実際に生活しておられる方々の利便性もまた、疎かにはできず。



私自身、上下水道がない( 現在は上水道あり )、ゴミ収集車が入らない、

救急車や消防車が入らない、霊柩車が入らない地で、いろんな不便な想いをしています。

この辺りのバランス、落としどころがこれからの國の課題、私たちの宿題、ですよね。。。



少なくとも、もう、

【 土建屋さんと国土交通省と政治家の利権 】横行を絶対許してはならないし、

そんなことが絶対ない、あったとしたらそれを誤魔化せない 政権になった、と思いたいです。



そゆ政権しか許さない民草にならなくては、と思うです!

[ 2009/10/02 10:03 ] [ 編集 ]
「 本当にめちゃくちゃ 」
ほんとにね(-_-)>やじさん上総んさん



 > 63年・・・

 > もう必要・必要じゃないという議論がされたという事実すら風化しそうな年数です



道路や施設建設、拡充のための立ち退きだと、断固として立ち退かず、

結果、そこだけを残して遮二無二建設しちゃう場合もあったりしますが、

【 ダム 】の場合は、そこだけ残す、訳には行きませんもんね。



63年もの間、例え皆と袂を分かっても「 立ち退かない 」と頑張るだけの理由や、

それだけ当時の「 建設理由、工事内容 」に納得できないものがあったのだと推測します。



 > そこまで作りもうすでに人もいないのなら・・・と思いながらも

 > 作ったら作ったで膨大な維持費がかかると思うと

 > やっぱり不必要なものは作らないべきではと思ってしまいます・・・・

 >

 > 本当にめちゃくちゃだよね



(-_-)。

確かにダム建設の進捗度合いによって、続行・中止を決定する方が、

合理的のようにも思えて来ますが、その場合の線引き基準はとても難しくなりますし、

建設後にも巨額の維持費が掛かるとなると、、、。



ほんとにもぉ、いっちばん最初のダム建設決定の是非が、

途轍もなく安易に感じられ、恨めしい限りですよね。

[ 2009/10/02 11:05 ] [ 編集 ]
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