今日も元気で

今、生きて在れることに感謝し、限られた生を慈しみ、楽しんで、感謝のなかに在ろうと決意中。

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『 難度海 』。







       義母の付き添いで総合病院へ。


       採血の部屋で義母と順番を待つ。

       1度に4人採血できるデスクに次から次へと名前を呼ばれていく風景は、
       ここに来る誰もが見慣れた風景で、ことさら互いに注意を払うこともない。


       だが、突然、

        「 はいっ 」 という凛としたお声とともに、
         車椅子の御方が進まれたとき、

       そこにいた全員が 何気にその御方をみたのだった。


       車椅子に乗ってはおられても、すっと背筋から首筋が伸びておられ、
       髪は真っ白でいらっしゃるも、お顔は活き活きとしておられ、
       とても身奇麗にされている。

       むしろ、車椅子を押しておられる御方の方が、疲れたお姿なのが気にかかる。


         「 お名前を教えていただけますか 」
         「 生年月日をおっしゃって下さい 」


       看護師さんの声に、きびきび応えられ、

         「 まぁ、百歳におなりですか?
           明治生まれの御方は久しぶりですぅ 」

       トーンの上がる看護師さんのお声に、皆がどよめく。

         「 ごめんなさいね~。 今日は4本採らせて下さいねー 」

       4本の採血を終え、退室されるとき、
       まるで、その御方は、皆の視線を集めたことを意識しておられるかのように、
       胸をはって、口元に笑みを浮かべておられたのであった。


?   ?   ?



          義母は感じ入ったようで、

             凄いのぅ、凄いのぅ。

             どっこも悪そうにないのぅ。

             わしも後16年、頑張れるかのぅ。

          帰宅するまで、その繰り返し。



          私はといへば。


            す  っとそこに在っていらっしゃった御方に敬意を覚えつつも、
               
            ヘルパーさんには見えなかったあの御方は、
            娘さん、であろうか、 お嫁さん、であろうか、と、
            少なくとも私より12~3歳は上でいらっしゃるやうにみえた、
            車椅子を押しておられた御方のことが 気になって。




ペン霧

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               夫れ浮生なる相をつらつら観ずるに、
          凡そはかなきものは、この世の始中終、
          幻の如くなる一期なり。
          されば、いまだ万歳の人身を受けたりということをきかず。
          一生過ぎやすし。
          今にいたりて、誰か百年の形体をたもつべきや。

          我や先、人や先、今日とも知らず、明日とも知らず、
          遅れ先だつ人は、もとの雫、末の露よりもしげしといえり。

                        蓮如上人 『 白骨の章 』 前半





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[ 2009/06/19 00:00 ] 老い。 | TB(0) | CM(14)
難渡海
皆が無事渡海できるものでなく。

ましてや、皆が毅然として渡海できるものでなく。



悪あがきしつつ、波にもまれつつ、来し方行く末もしれず。それでも、およぎ続けるのだなぁ。みんな。







[ 2009/06/29 00:39 ] [ 編集 ]
きっと
可憐で儚げで芯の通ったりうりう姐さんもまた、毅然として齢を重ねていかれることでしょう。



[ 2009/06/29 11:13 ] [ 編集 ]
Re:『 難度海 』。(06/19)
>車椅子を押しておられる御方の方が、疲れたお姿なのが気にかかる



ご自分と重ねたのかしら?

娘に、私も言われております。

侭が100歳まで生きたら、お先に失礼しますってば!

[ 2009/06/29 15:08 ] [ 編集 ]
私の知ってる100歳も
矍鑠としてますわっ 今…103歳位かな?

うちの母の元上司(゚ー゚) というか、ちっちゃな医院の院長先生だった方で、83歳まで現役でした。



今は、次男さんと二人暮らしで、うちの母をはじめとして、元の職員(みんな70過ぎてるけど)や周りの人が気にして、おかずの差し入れや何かで、時々様子を見に行きます~~

私も帰省した時に、母が行く時には付いて行って顔を出してきますの。

とても愛らしいおじいちゃまなのですわっ(*^_^*)

幼稚園~中学校時代は校医でもいらっしゃった御方です。



私が歳をとったら~~~

みてくれる子どももいないから、施設でまったり過ごして、早めに往きたいですわぁ

まぁ、なかなか思うように行かないのが寿命だったりするのだけれど…





TV、前後編観たけど…出てた??>りうりうさま
[ 2009/06/30 08:10 ] [ 編集 ]
Re:『 難度海 』。(06/19)
私もきっと、主役ではなく脇役を見ていろいろと感じてしまうだろうな、と思いました。



TVでも、よく元気で長生きされている方の番組があるけれど、そのたびにそのお方を介護なりお世話されている(お嫁さんの場合が多い)方が気になります。



お元気でいられて何よりでしょうけれど、やはりご家族には苦労がおあいだろうな、と経験者は(そしてこれからもそうなる)思うわけです。



私も病院通いしてるので、いろんな患者や付き添いの方を目にします。患者より付き添いの方が、見るからに疲れきって病人のような方もいます。胸が痛みます。

[ 2009/06/30 09:45 ] [ 編集 ]
考えさせられます。。。
介護に疲れて。。。って事件を最近よく耳にしますが。。。

いつまでもお元気なのは喜ばしいことですが

高齢になると 決して何もかも自分だけで出来るわけでもなく。。。

以前舅が入院していたときも お隣のベッドの方

付き添いのご婦人の方が弱弱しく見えて心配だったのを思い出しました。

そんなことを思っていると 母は60になったばかりでこの世を去りましたが 先のことを考えると。。。

難しいですねぇ~~~



[ 2009/06/30 19:49 ] [ 編集 ]
Re:難渡海(06/19)
海は>あそびすとさん



生きていく苦しみの人生、かもしれないけど、

いのちが生まれ来るところでもあるのですよね。



 > 悪あがきしつつ、波にもまれつつ、来し方行く末もしれず。

 > それでも、およぎ続けるのだなぁ。みんな。



重き荷を背負いつつ。

自分の手で掻き、自分の足で蹴り。



横に、周りに 誰が寄り添おうとも。

泳ぐのは自分。 己れ自身――

[ 2009/07/03 01:08 ] [ 編集 ]
Re:きっと(06/19)
あそびすとさん



 > また、毅然として齢を重ねていかれることでしょう。



負のスパイラルで、退行しないと良いのですが(悲)。

[ 2009/07/03 01:19 ] [ 編集 ]
私も(滝汗)。
サヨコさん



 > 娘に、私も言われております。

 > 侭が100歳まで生きたら、お先に失礼しますってば!



母に、

 「 おかあさんを看取るのはイヤ。

   置いて行かれるのはイヤ。

   先に私が往くから、おかあさんが私を看取ってね 」



^o^;

親不孝の権化か>ぢぶん

[ 2009/07/03 01:23 ] [ 編集 ]
Re:私の知ってる100歳も(06/19)
しゅすらんさん

以前、お話下さった御方ですよね^^*☆

元気に楽しく過ごせて、最後は枯れるようにすっと、、、、そう在りたいですよね!



そのためには、きっと毎日の食生活だな~。。。^o^;



 > みてくれる子どももいないから、施設でまったり過ごして、早めに往きたいですわぁ



今の時代、子どもがいても難しそうです^o^;。

「 施設でまったり 」できるよう、まずはお金!! な時代ですよね。



健康でなくては、そのお金もなくなってしまいますから、やっぱりネックは食生活だなぁ。。。



 > TV、前後編観たけど…出てた??>りうりうさま



ぅわ。 2週間、有難うございましたm(__)m。

前編にね、ちらりと巨体が。。。。( ┬_┬)。 ただいま、必死で脳内削除中。

仕事部屋が映らなくて万々歳です(笑)。

[ 2009/07/03 01:55 ] [ 編集 ]
「 脇役 」
ほんとにね(;;)>とらトクさん



 > 私もきっと、主役ではなく脇役を見ていろいろと感じてしまうだろうな、と思いました。



「 脇役 」にみえる御方でも、その御方の人生のなかでは主役でいらっしゃる訳ですから。

ご年配の御方に、ただただ「 仕えて 」いらっしゃるお姿に 胸が痛むこと、多々あるのです。



ご年配の方々が歩んで来られた足跡を尊び、その方々がお倖せなように

「 仕えて在ること 」が ご自身の生きて生かされて在る道、と想い 定め、

喜びを持って日々歩めれば良いのですが、



なかなかそんな訳には、行かんもーーーーーんヽ(`Д´)ノ



たかだか数年、ほんとにヘビィだったのは1年、という短い介護生活でも、

する側の私自身が壊れていく想いを味わいました。

身体の方は膝の手術直後だったのもあって、完璧に壊れた、と感じています。



こころの持ちようひとつ、在りようひとつ、だったりすることも、また

よくよく判っているつもりですが、その 「 持ちよう 」をポジティヴに保つためにも、

周りの方々の理解、協力、人的支援、物的支援は不可欠のものだと思うです。



私たちひとりひとりが、地域が、國が。



ほんとにきちんと向き合い、考え。

クリアしていこうと努力しなくちゃいけない問題だと思うです。

[ 2009/07/03 02:23 ] [ 編集 ]
Re:考えさせられます。。。(06/19)
そうなのそうなの(;;)>おじゃりんさん



 > 高齢になると 決して何もかも自分だけで出来るわけでもなく。。。



まさに「 ひとはひとりでは生きていけない 」ことを思い知らされますですよね。



おかあさまは60歳でいらしたのですか。。。

私の父とご一緒ですね(;;)。

んで、気付いたら、私もその60歳まで、あと10年もないのです。



60歳、という、かつては 【 爺婆 】の象徴であった年齢が、

今では如何に【 若い 】年齢であるのか、愕然としてしまいます。



誰もが逃れられない道であるが故に、しっかりしなくては>ぢぶん

[ 2009/07/03 02:29 ] [ 編集 ]
Re[1]:私の知ってる100歳も(06/19)
りうりう*さん



>前編にね、ちらりと巨体が。。。。( ┬_┬)。 



あ、やっぱり?

[ 2009/07/03 17:36 ] [ 編集 ]
Re[2]:私の知ってる100歳も(06/19)
ぐ。。。>あそびすとさん



 > あ、やっぱり?



し~~~~~~~っ!!!!

[ 2009/07/04 00:08 ] [ 編集 ]
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