今日も元気で

今、生きて在れることに感謝し、限られた生を慈しみ、楽しんで、感謝のなかに在ろうと決意中。

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さくら、さくら、さくら。






      9日午後、義母の運転手を務め、桜の木の下で車を停めて待っていた。



      義母がお世話になっていた歯科医さんが急逝された由にて、


        今、聞いた。
        全然 知らなかった、お通夜に行けなかった、もう葬儀も終わってる頃だ、
        どうしよう、どうしよう、
        、、、もぉ、えぇか、おとうさんのときの香典返しはきちんとしたんだし、
        私のような一患者から香典貰っても、ご家族は困ってよのぅ。
        どうしよう、どうしたらえぇんかのぅ。


      野良着姿で、生憎降り出した雨に濡れながら、
      半狂乱になって我が家へ駆け込んで来た義母を宥め、


        とにもかくにも、とってもお世話になった先生だから、
        行かないと、お義母さんは、きっとずっとこころが重たいですよ。
        今、聞いた、知らなくてごめんなさい、とそのまま言いましょう。
        雨も降り出しましたし、お義母さんは帰って作業着だけ着替えて下さい。
        私が先生のところまでお連れしますから。


      、、、というようなことで、葬儀会場となった料亭の別館へ義母を連れて行き、
      満杯状態の駐車場の、唯一空いていた桜の下で待っていたのである。



      我が家の1階から目に出来る桜は、1本しかなく、
      我が家の南側の川向、小さな鎮守さまの境内のもの。

      リビングから、独占気分で「 また逢えたね 」と会話ができるのであるが、
      この桜は開花がとても遅いため、この桜が咲き始めると、非常にヤバい。

      それがもう、4日前から咲き始めていたため、
      そこここでは、既に盛りを過ぎているだろう、と気になりながらも、
      桜を愛でに出掛ける余裕もなく、いらいらする毎日であったので、
      思いがけなく義母に貰った時間を楽しむ。


        桜の下が空いていたのは、花びらが車に掛かってしまうから。

        雨のなか、雨と一緒にはらはらと桜も降る。
        フロントに積もる花びらの様子では、屋根の上は雪の如く、だろう。

        車のなかから、ひとひらひとひらを見つめることのできる倖せ。


          ずっとこうしていたい、と思う。


      



            義母は、大満足の様子で戻って来る。

            お骨上げが終わり、ちょうどお経も終わって、
            これから精進落としを振舞われるという、絶好のタイミングであった、と。

            数分違ってたら、お経の最中であったり、
            精進落としの最中であったりで、ご迷惑を掛けるところだったと。



      帰路では、その先生に如何にお世話になったか、特別扱いをされたか。

      もう何度も聞いた話を、頬を紅潮させて語り続ける義母に、
      少々強引でも、義母を連れ出して本当に良かったと思いつつ。


      もう少し、散り逝く桜を目に留めたいと
      義母を乗せたまま、近くの桜の名所へ行ってみる。

      夕暮れ近い雨のなか、ここまで来るのは私たちだけで、
      しんと並ぶ桜の木々に、さすがに義母の口が閉じる。


         そう、どうぞこのまま。 静かに眺めていたい。


      けれど、桜は、義母の倖せだった日々を思い起こさせたらしく、
      桜と義父のこと、義母の三人の少年たちのこと、
      そして、桜と我が家の少年たちのこと。

      溢れるように紡がれる義母の言の葉を目を閉じて聞きながら、
      義母には 義母の桜物語があるのだと。


             80余の齢を数え、桜の花と対峙するこころ持ちとは、
             どんな感慨 と どんな覚悟 を伴うものなのか、私の想像を超える。


                           、、、義母を家に送って、また来よう。



ペン雨

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[ 2008/04/09 00:01 ] 徒然草 | TB(0) | CM(6)
Re:さくら、さくら、さくら。(04/09)
こちらの桜はまだこれからです。

桜の花を見るとため息がこぼれます。

おしゃべりなワタシを黙らせる桜。

桜は仲間と一緒にワイワイ・・もいいけれど

一人でじっと桜吹雪の中にいるのも好きです。



忙しかったこの春。

ゆっくり桜に癒されてください。

お供、お疲れ様でした。

お義母さまに優しい心配りのできるりうりうさん。

ワタシは・・・・見習わなければ orz
[ 2008/04/14 09:31 ] [ 編集 ]
Re:さくら、さくら、さくら。(04/09)
桜の下で飲み食いするよりも、ずっと素晴らしいお花見をされました♪

車に貼り付いた花びらのお掃除は大変だったでしょうが(笑)

お義母さまにとても良いことをなさいましたね♪

[ 2008/04/14 11:33 ] [ 編集 ]
楽しみですね(//▽//)☆
ゆいぽんちゃん。さん



 > こちらの桜はまだこれからです。



私も、いつも、あちらこちらの桜便りに、待たされて待たされて、

やっと、そのときを迎えるのですが、ゆいぽんちゃん。さんちは、まだ先なのですね。

でもきっと、後から来てくれるほど、「 待ちに待って 」嬉しいんだと思いますです(//▽//)☆

楽しみですね!



 > 桜の花を見るとため息がこぼれます。

 > おしゃべりなワタシを黙らせる桜。



ほんとほんと! しんと立ち尽くし、魂まで吸い取られてしまう程。

見惚れちゃいますよね☆



私も、綺麗ねーと共に感動を伝え合うひとと騒ぐのも好きですが、

ひとりでずっと、こころゆくまで見惚れていたい、です。



私は我儘で、1葉の葉っぱも許せない、八分九分咲きが1番好き。

、、、愛してやまない見頃の時期を逸してしまひました。 (o_ _)oポテッ



 > 忙しかったこの春。

 > ゆっくり桜に癒されてください。



有難うございます^^*☆

既に目が開かなくなりつつあり、これ以上ヒノキ花粉に晒されるのは恐ろしいのですが、

それでも、いっぱぃの桜吹雪に閉じ込められに、決死の覚悟(笑)で行きたいと思います^^*☆

[ 2008/04/14 20:27 ] [ 編集 ]
「 桜の下 」
土壇場サヨコさん



この地は人口が少ないので、ほんとに見事な桜たちの元でも、余りひとがごった返さないのが、

とても嬉しいです^^*☆



お昼なら、ぽつんぽつんとそこここに、小さな可愛いシートで

母子がおにぎり食べているのを目にするのはにっこりしてしまいます^^*☆



見事な桜の下にびっしりと、あの青いビニールシートが敷き詰められているのは悲しいです。

桜にも良くないそうですね。

せめて、青色のシートはヤめて欲しい、「 茣蓙 」ならいいのになぁと、いつも思いますです。



 > 車に貼り付いた花びらのお掃除は大変だったでしょうが(笑)



屋根やボディは落としましたが、窓にくっついてるのはそのままにしてしまいました^^*☆

思いがけない車でのお花見を、義母も満足してくれていたようだったので、良かったです~。

[ 2008/04/14 20:52 ] [ 編集 ]
Re:「 桜の下 」(04/09)
りうりう*さん



>見事な桜の下にびっしりと、あの青いビニールシートが敷き詰められているのは悲しいです。

- - - - -

ええ、こちらではホームレスが場所取りします。

どこに行ってもごったがえし!

トイレの行列、ゴミの山!

去年、桜の咲いてないときに穴場を見つけたと思って、桜の満開時に行ってみたら、人で一杯でした。

今年は道路に咲く花を捜してお散歩したの。

一本だけで頑張る桜をあちこちに見つけたのでした(笑)

[ 2008/04/15 16:56 ] [ 編集 ]
Re[1]:「 桜の下 」(04/09)
土壇場サヨコさん



一昨年の4月1日の日記で、

【 HTTP://plaza.rakuten.co.jp/ryu2smilingly/diary/200604010000/ 】

私の我儘放題な桜への想いを書きました。



その折、皆さんからもたくさんのご意見をいただきましたです^^*☆

よろしかったら、読んでやって下さいませ。



ひとそれぞれ、いろんな桜の楽しみ方があって当然なのですが、

それでもやっぱり、肝心の桜の負担になるようなことをしてはなりませんよね。



京の花守、佐野藤右衛門氏から「花見の作法」から「木のこころ」までを聞き書きした、

『 櫻よ 』って、良い本でしたです(//▽//)☆



 > 一本だけで頑張る桜をあちこちに見つけたのでした(笑)



1人で凛と頑張って来られたサヨコさん。

きっと「 櫻よ!! 」と、こころをお寄せになったのでしょうね^^*☆

[ 2008/04/16 15:28 ] [ 編集 ]
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