紅さして 亡き父の元 嫁ぐ母
皆で祈る 幸せにね
おかあさまの旅立ちに詠まれた
そらしどママさん の一句。
ママさんのセンスには、
日頃から 『 ただものぢゃない 』 と思わせていただいてましたが、
ほんとにただものではいらっしゃいませんでした。
クモ膜下で突然の別れとなられ、
何故何故、とのたうって慟哭した後のなんと深い散華の想い。
……一昨夜から、ママさんの想いに、
母を恋うる私 と 父を恋うる私 が重なってしまい、
泣けて泣けて仕方がなく、ドツボにハマった想いを持て余していた私でしたが、
でも、今日の一句で、少し救っていただきました。
悲しみのなかで、
ママさんは、おかあさまにおこころ寄せられ、
おかあさまが再生される。
父が逝ったとき、後を追いそうだった母。
それでも、上の少年を出産したばかりで
悲しみにくれ、母乳も止まりそうだった私を置いて逝けず、
踏みとどまってくれた母。
その母の姿に重なりました。 ママさん、有難う。
私たちは、まだまだこちらでたくさん、懸命に楽しく生きて。
父や母への想いを子どもたちに返し。
時至れば、きっと胸張って逢いに行く。
にっこりと、両手広げて待ってくれているはずの父母のもとへ。
(追記)
ママさんがご葬儀の日に詠まれた一句。
今生の 別れは悲しく 辛くとも
来世もまた 親子の約束
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