『 ひとの使命は 生きて 生きて 生きること 』
天竺目指して、長い長い苦難の旅を続けて来た三蔵が、
最終目的地の前で、弟子たちと涙の別れをし、やっと天竺・大雷音寺に迎え入れられ。
そこでは 地下の牢内で修行しつつ、食を断って死んでいくことで、
新たな経典となる「 転生の儀 」を命ぜられ、そのまま死んでいこうとする。
冒頭の言の葉は、三蔵を助けに来た悟空に、
「 私は既にお前のなかに在る 」 と言い、
牢を出ようとしない三蔵に、悟空が翻意を願う言の葉。
な、涙が止まらない。。。。
◆
小学校に入ってすぐ、買って貰った分厚い『 西遊記 』。
何度も何度も、ぼろぼろになるまで読んだ。
以来、中国文学にハマり、西遊記関連は総ナメし、
『 ドラゴンボール 』 も 勿論全巻揃え(笑)。
堺悟空 も 唐沢悟空 も 観て来た。
慎吾悟空 にも 期待していたが、
沙悟浄との対比を際立たせ、「 猿 」の特性を前面に出し、
低年齢層受けを狙っての?ハイテンションにどうしても白けてしまう。
アラもたくさん観えて、がっくりくることも多い。
けれど、ヒきつつ、ヒきつつ、
最後の悟空のセリフを聴きたいがために毎週録画して観て来た。
決め台詞の前の悟空の怒りの言の葉は、毎回クサいんだけど、
熱い「 お猿さん 」の言の葉だから
ストレート過ぎても 説得力があって そこは、白けない。
結局、これも ハマってる、ことになるんだろか。
だもんで、最終回は、どんなに胸を揺すぶられることか、と、
実は、恥ずかしながら期待していた。
と、最初に、天竺まで後少し、という場面で、
僧兵に 「 妖怪連れでは、天竺には入れない 」 と言われ、
弟子たちと共に在らねば 天竺には行かないと言い張る三蔵を騙し、
天竺・大雷音寺の門の中へ放り込んで別れを告げる悟空たちに、
早くも涙してしまひ、これは 先が想ひヤられる > ぢぶん。
と 覚悟したのだったが。。。
◆
『
頑張った奴は報われなきゃならないんだ!
頑張った奴が報われる世の中でなきゃいけねぇんだ!
神さまだろうが仏さまだろうが、人間だろうが、妖怪だろうが、
天竺だろうが、何処だろうが、関係ねぇ。
この世でいちばん偉いのは、頑張った奴だ。
頑張った奴がいちばん偉いんだよ! 』
あぁ、なんて私好みの台詞なんでしょう。。。。(゚゜)\バキ☆
こころゆくまで、泣かせていただきました。
振り返れば、毎回毎回、心地よい予定調和を貰いながら、観続けることができ
その最終回に 相応しい想いを させて貰った気がする。
深津絵里さん、お疲れさま!!
やっぱりお上手で、綺麗かったよ~~。

かつて、夏目三蔵の青い美しさに 溜息吐息だったけれど、
深津三蔵は、ぐぅぅっと奥行き深い美しさだったように思う。
『 踊る 』 の 次の代表作になっちゃうかも。
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ジャンル : テレビ・ラジオ
テーマ : 懐かしのドラマ
タグ : ひとの使命 西遊記 悟空 三蔵法師 深津絵里 香取慎吾