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今日も元気で

今、生きて在れることに感謝し、限られた生を慈しみ、楽しんで、感謝のなかに在ろうと決意中。

学校給食に 『 厚焼き卵 』。



      汚染米が米でんぷんに加工され、それが食用に用いられた ことで、
      汚染米の被害はさらに一層拡大し、学校給食にまで影響を及ぼした。



      絶対に許せないという怒りと共に、もうひとつ。
      私にはとても、ショーゲキ的だったことがある。


      その米でんぷんが使われたものとは、

        ● 冷凍の プレーンオムレツ
        ● パックされた 厚焼き卵     であったから。


      これが、病院食や各種施設での食事に出されたものなら、それでもまだ納得しよう。
      長期滞在や入院中に、素朴な「 家庭料理 」、シンプルな卵料理が
      恋しくなる気持ちは十二分に理解できるからである。

      それだって、できれば冷凍ものを解凍したり、
      真空パックされたものを切って出すだけ、のものではなく、
      院内調理で出来立てのほやほやの素朴な温かみが残ったものが欲しいけれど、
      それは、人員の問題やら予算の問題で困難であることは切ないながら判る。



      でも 学校給食にこれらのものが出される、ということはどうか。

      プレーンオムレツ や 厚焼き卵

      これらの料理こそ、各家庭で、おかあさんやおとうさん、おばあちゃん、
      時には子どもたちが自分で、簡単に作れるものであり、
      家庭料理の象徴、とも言うようなものではなかろうか??

      これが、プレーンではなく、具材の入ったオムレツであるとか、
      多種の具材の卵とじであるとか、
      魚のすり身等が入っているだし巻卵であるのなら、まだ判る。

         でも、現実は プレーンオムレツ であり、厚焼き卵。 (o_ _)oポテッ

      厚焼き卵に関しては、卵焼き や だし巻卵に、水溶き片栗を用いて
      とろみをつける場合があるように、米でんぷんを使ったのには納得しても、
      プレーンオムレツに至っては、米でんぷんを使ったのは
      【 オムレツの解凍時に水が抜けてぱさつくのを防ぐため 】。

      本来なら、全く不要な「 添加物 」である。

      そして、高コレステロール、高中性脂肪。
      若年での「 成人病 」が多発しているなか、
      1日1個まで、等、卵料理には、結構気を使わねばならないもののひとつ。

      皆が皆、忙しい朝に、なんとか子どもたちに朝食を摂らせるのに、
      目玉焼きや卵焼き、スクランブルエッグ等、
      卵料理をされるご家庭も多いはず。  

      なのに、卵だけ、のおかずを 学校給食の献立に入れることに問題はないのか。

      また、公立や民間の給食センターが、センターで全てつくるのではなく、
      出来上がったものを仕入れていること、は、それだけで衝撃であり、

      その商品が、シンプルなプレーンオムレツや厚焼き卵であること が二重の衝撃。
        給食センターでつくるより、完成品を仕入れた方が安いのは何故か?? 

      そして、そこに汚染米でつくられた米でんぷんが使用されていたこと、で
      私には三重の衝撃であった。


    



      うちの少年たちは、有難いことに自校式の給食であったため、
      冷凍オムレツにも市販の厚焼き卵にも無縁であれたが、
      何度も町から民間委託への話を打診され、
      その度に単Pや町P連で力を合わせて断乎反対し、阻止することが出来てきた。

      こんな事件が起こると、やっぱりやっぱり、頑張って来て良かったんだ、と
      過去の何度ものお上との激しい攻防を思い起こしている。

      農家の多い町であったため、
      うちの小中学校の給食は、出来る限り町内の農作物をつかい、
      パンも町内のパン屋さんのその日の早朝の焼きたてパン。
      お肉や魚類は生協の食材。

      予算と睨み合わせながら、栄養士さんが保健室の先生を交えて、
      子どもたちに人気の献立、不人気の献立、残飯率等々も考慮され、
      工夫を凝らして、献立が決まる。
      そこに、オブザーバーとして、PTAが参加させていただけることもあったり、
      実際に給食をつくって下さる給食員さんたちとも意見を交換し、
      学校と家庭とが『 食育 』について、幾重にも連動して行くことができる。

      良いことばかりの自校式ではあるが、
      ハード的なこと、ソフト的なこと、やはり多大な経費はどうしても掛かる。

      うちの小中学校も給食設備は、軒並み老朽化してきているところに、
      平成の大合併にて隣市と合併し、町立から市立となり、
      良くも悪くも 「 市で足並みを揃える 」 ことになって来た。

      市は、給食センターからの配送式であり、中学校は、給食なし。

      私たちは、市立移行にあたり、
      町教委や町議会に、何度となく自校式を死守して行くこと、
      中学校の給食も廃止しないこと、を念押しし、
      当時の確約を手にしていたものであったが、
      町教委も町議会も既になく、小学校自体が合併等々を控えており、
      今後どうなっていくか、非常にこころもとない。


    



     『 食が危ない 』  と 叫ばれて久しい。

       何より子どもたちが 心身共に健やかに育つためには、「 食 」が大事、と、
       PTAの講演会などで『 食育 』が語られる度に、
       私を含め、忙しいおかあさん方が、
       一様にうなだれて罪悪感に打ちひしがれてしまう状況が、とても哀しい。


       何はともあれ、私たちは働きづくめでお子たちを育てにゃならん。
       栄養第一ながら、便利なものを如何に上手に使うか、の頭の体操の日々。

       外で菓子パンをくわえながらも、お子たちは塾通いをせにゃならん。
       お弁当を2個持たせるのも、重かったり、夏日は傷んだりと、なかなか大変。

       家計は厳しく、1円でも安い食材求めて走り回らねばならん。
       無農薬有機野菜のものが欲しくても手が出ない。

          育ち盛りのお子たちに、笑顔とともに、たっぷり食べて欲しい。
          旬には旬のものを食べさせてあげたい。

       そう想い願い、1円でも安いものに飛びつき、日々をしのぐ。

        
           、、、でも、識ってる。

           安全、安心の「 安 」と 安いの「 安 」は、違うことに。




       子どもたちがきちんと時間通りに。
       栄養学的にも優れたものを食べられるのは、
       学校給食だけ、というお子が増えて来ているだけに、
       戦後同様、学校給食は、とても大事なもの、なんである。

       自校式の給食システムでは、皆の意識次第で、PTAの目も隅々まで行き届き、
       全校あげての食育が可能であるが、

       民営化されている給食センターからの宅配式ならば、
       その業者を信じるしか道はなく、そこで保護者にはいったい何ができるか?



       。。。。。最低限、

         ● 給食費をちゃんと払おう!      (o_ _)oポテッ  …情けなさ過ぎ(;;)


       後は、配布される献立表にしっかり目を通したり、
       給食費の内訳や動向に注意を払う。
       献立作成に、どんな方々が携わっているかをきちんと識る。

       お子たちにできるだけ完食を奨励し、その日、食べられなかったものや
       残ってしまったもの、その量などを( 楽しい雰囲気のなかで )把握する。

       そんなようなことを通して、1日~1週間単位で、
       お子たちの食のバランスが適正であるよう、留意する。


                    きっと、そんなようなことが、第一歩、だよね。

                    大元を見つめ、大元を考えるための 第一歩。

                    皆が安心して子を産み、育てようと思える社会。
                    皆が安心して歳を取っていける社会。
                    そのために、今、自分ができることから。。。

 

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ジャンル : 学校・教育
テーマ : PTA

タグ : 汚染米食育給食学校給食自校式給食センターPTA

[ 2008/09/24 20:44 ] 本日のPTA | TB(0) | CM(10)