教育実習のために帰省し、2週間滞在した下の少年。
連日、彼が放課後 バスケ部に顔を出すのもあって、山のやうな洗濯物。
そのなかから 彼と夫のワイシャツだけ引っ張り出し、
衿と袖口を固形石鹸で洗った後、ネットに入れ、
籠の中身と一緒に、そのまま 洗濯機を回す。
教育実習最終日を無事に終えた翌日。
山のやうな洗濯も、そろそろ終わりだと 感慨にふけりつつ、
いつものやうに脱水後、乾燥機にかけるものと、そうでないものとを
洗濯皺を伸ばしながら 仕分けしていく。
と、洗濯機の底に とんでもないものを見つけ、
思わず、ぎゃー!!! と 叫ぶ。


現れ出でたのは、そこに絶対あってはならないハズの
夫の腕時計!

なんでなのなんでなのなんでなのぉぉおおお~~

とても信じ難く、おそるおそる取り出して 左の手のひらに載せると
文字盤のなかに少々汗をかいており、
それでも動いていた秒針が、ゆっくりゆっくり、、、そして止まる。

はぅぅぅ。 まるで あたかも ご臨終。

この時計は、
結納代わりに 夫と交換した SEIKO DOLCE。

裏に夫の愛称が掘ってある。
10数年前に1度 分解掃除に出したきりであるが、
故障知らずで、今も 夫が大切に愛用している品。
教育実習に
自分の腕時計 を忘れて来た 言語道断な少年に、
「 大事にするなら、貸してやろう 」 と 夫が助け舟を出したのだったが、
恩を仇で返す、とは このことではなかろーか。

、、、って、よくよく考えれば、洗濯前に、
きちんと洗濯物をチェックしなかった私のミスでもあるのだが。

このまま 壊れてしまっては、どんなに夫が残念がることか、と
隣街の大型スーパー内に 時計屋さんがあることを調べ、
10時になるのを待って、車を走らせる。
で、予想通り、天下のSEIKOといへども、
26年を経過した腕時計の部品は ない場合が多く、
修理できない場合もあり、その場合でも分解代金が必要であること。
修理後の保険は効かないこと。
修理金額は、最低
3万円。
文字盤まで直すことになれば、
プラス 3万円。
合計
6万円の覚悟 が 要るそうである――。
…… 新しいのが買えちゃうぢゃんんんん(──┬──__──┬──)。


スポンサーサイト
ジャンル : ライフ
テーマ : 日々のできごと
タグ : 腕時計 SEIKO セイコー ドルチェ 時計修理