今日も元気で

今、生きて在れることに感謝し、限られた生を慈しみ、楽しんで、感謝のなかに在ろうと決意中。

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母の渋皮煮 (追記あり)




    夏布団では寒くなった、と 電話の向こうで 夫が言う。

    そりゃそーだ、可愛想にと、早朝、冬布団を積んで、夫の寮へ届けた帰り。


    上水道布設工事に伴う我が家の枝管連結が 10時から開始予定。
    だもんで、それまでに帰宅せねば、車庫入れが出来なくなり、
    義母宅へ車を持って行くようになってしまうため、一刻の猶予もならなかったが、

    それでも母の顔をひとめ見たい、と実家へ向けてハンドルを切る。


    いつもなら、私の車の音が聞こえたら、
    玄関から転げ出るように飛んで来るのに、出て来ない。

    連絡もせずにやって来たから、留守なのか。
    ま、いーか。 お仏壇に手を合わせ、すぐ近くの父の墓へ参れればいいや。

    そう思って車から降りて、庭へ入ると玄関が大きく開け放たれている。


       ??


    勝手知ったる実家ではあるが、チャイムを鳴らしてみた。

      「 おはよ~~! 」 と声を掛けても、応えがない。

    仕方がないので、勝手に上がりこみ、お仏壇に手を合わせて、
    墓参りグッズを手に、外へ出る。

    念の為、玄関は閉め、お墓用の水を汲もうと散水栓までやって来たら。


    母は一心不乱に庭の手入れをしており、その横でタロが尻尾を振っていた。  orz....


      「 もしもし? お耳が遠くなられましたか? 」


      「 !!! … だぶる 」


    驚いて私を見上げた顔が、嬉々と笑み崩れていった貴女の顔を、私は決して忘れない。



  




    一緒に 父の墓へ参った後、珈琲ぐらいは飲んで行け、というので、
    キッチンまで ついて上がると。

         いい栗が手に入ったから、つい、貴女の分も作ってしまった。
         明日、冷凍便で送ろうと思っていたのが通じたんだね。

         貴女は貴女で 作るだろうけれど、
         たまには、私の渋皮煮も食べてよね。

    珈琲をたててくれながら、母は、
    ざっと70個はあるのではないだろうか。  
    たくさんの渋皮煮の包みを冷凍庫から出し、そのまま保冷バックに入れてくれた。


    たまには、だなんて。 なみだ
    母から貰ったレシピだけれど 私はきび砂糖で作るから、
    栗の色は真っ黒だし、お味も、黒蜜のような味が強い。

    だけど、お料理には 三温糖を使う母も、栗の渋皮煮だけは、上砂糖でつくる。
    母の渋皮煮は、それは上品で美味しいのだ。 
    ホームシック も相まって、私は、どんなに 食べたかったことだろう。



栗の渋皮煮
母の渋皮煮 posted by (C)りうりう

中央の器は ありのみさん から譲っていただいたもの 



    母を想うこころが、こうしてつながっていること。

    この倖せがいつまでも、いつまでも続きますよう。

ペン感謝

だぶる

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   追記) 本日は、TVその他をシャットアウトしていたため、
       北朝鮮の地下核実験成功、とのことをたった今、ぱぱさんの日記で識った。

       すぐにTVをつけたが、どの局もニュースはしておらず、
       ネットのニュースページを漁った。

       怒・怒・怒!!! 

       する、と言ったけれど、まさかそこまで愚かではあるまい、と思った。
       国内向けのニュースでも喧伝してたので、それでもちょっと不安ではあった。

       しかし、あの地で、ちゃんとできるのか?
       それだけの設備、技術、あるというのか?

       自分たち同朋の水や空気、大丈夫なのか??

       最後のカードをここでこう切って、それからどーなる?

       愚か過ぎ! > 北朝鮮!

雷   雷   雷


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タグ : 栗の渋皮煮 ありがとう ホームシック 母の渋皮煮

盂蘭盆会





毎年、朝から晩まで座る暇なく おさんどん な お盆。

さんざん迷ったが、長義兄家族は帰省しない由だし、
我が家の人員も殆ど居ないので、
今年は不調を理由に、義母宅へ行かず、ゆっくりさせていただいた。


お盆に、自宅でゆっくりするなんて、結婚以来初めてのこと。
私にとっては 一大決心、大覚悟、な訳で。
その分、当然ながら気ばかり遣って、しっかり胃痛の日々。
こんなことなら、行けばよかった、、なんて思ったり。

自宅に居ても、義母からは
「 何をつくろう、どうしよう 」と、 あれこれと朝昼晩に電話あり、
つくったおかずを 私の分まで用意して、持って来られる。
…恐縮で 胃が縮む。

罪悪感を少しでも薄めたくて??
こちらからは、蕨餅と抹茶のババロアを大量につくり、
下の少年に持って行かせる。



ゆっくりさせて貰って、おかずまでお裾分けして貰い、
義母や次嫂さんに有難く思わねば、バチが当たる、、と思いながらも



  「 私が居なくても、回るぢゃん 」。



ひとたび、そう思ってしまうと、
想いは一気に、亡き父のもとに飛んでいく。

居なくて回るものだったのなら、
せめて父の命日である14日だけでも、毎年、母の傍に在りたかった。

「命日だから帰っておいで」などと、言われてみたかった。(大甘)

自宅でゆっくりする位なら、今年は帰らせて貰えば良かった、と。



今年は、20回忌となる。

14日に実家に電話をしてみた。
毎年、盆行事が落ち着くまでは、帰宅するのは真夜中過ぎるため、
とても電話もできなかったのである。

お坊さまをはじめ、たくさんお参り下さったようで、
幼い頃にお世話になった、思いがけないひとと話もできた。

その御方から、何故、帰って来れないのか、と叱られる。

真宗では、みな仏になっておられる訳であるから、
盂蘭盆会に、特別なお供えをしたり、ナスやキュウリの動物、
迎え火、送り火、精霊流し、などはしないのだけど、
仏壇やお墓をきれいにして、皆、お参りはするのです。


叱られて、「ごめんなさい」と言いつつ、涙がこぼれる。


こんな風に年上の懐かしい御方に、
子ども時代のように名前に「ちゃん」を付けて呼ばれ、
温かく叱られて、素直にごめんなさいが言えて、
甘えた涙がこぼれる、なんて、10数年ぶりではなかろうか。


電話線の向こうは、「嫁」ではない、「私」が「私」で在る世界。
幼いときから「私」を見つめ、育み、愛してくれた世界。


電話線のこちらは。




あいたたたっ。。。               ペン潤
私としたことが、ホームシックだ~~ぃ!!



こだわるものには、とことんこだわる父は、
生前に子どもたちにお墓で苦労かけまいと、
そして、何より、自分が気に入り納得できる墓を建てたかったため、
私の大学卒業後から(←金食い虫で本当にごめん!!)
母と懸命にお金を貯め、自宅近くの墓地に建てた。

決して裕福でない我が家に見合った、墓石も極々シンプルで小さなものだが、
自らも達筆である父は、字だけにはこだわり、
何人もの彫師さんを訪ねて歩き、これは、というひとにお願いしたのである。



お気に入りの墓が建ち、
自分の父と母の骨を本家に分骨して貰いに出掛け、
一握りの土くれと化したものを
「土に還るのがほんとだから」と骨壷に入れず、そのまま納骨堂に納めて。



そして、父も逝き、父の願い通りに骨壷に入れず、土の上に置いた。

あの日以来、母は、毎日のように散歩がてら墓参し、
父と共に土に還る日をずっと待ちわびている。




私もそこへ行きたい。
私も父母に抱かれて同じ土に還りたい!!




昨年より、ことあるごとに強烈にそう願う自分に戸惑っている。


夫の両親が、そろそろ自分たちの墓を、と
言い始めたからかも知れない。

私はこの地に骨を埋めたくない!と 強烈に想うからかもしれない。

夫の実家と宗派が違うのも、自分のなかで消化しきれない。
夫自身は無宗教ではあるのだが。


こだわるから、苦しい?
のみこめないから、消化不良になる?

死んでしまえば、骨など、墓など、何の意味も無く、
『千の風』になるのであるのに。





父がなくなったとき。
母は立派な「おとな」であり「母」だった。


「 今後、私がいつ、どのような形で逝くことになっても決して悲しまないで。
  どうか、私のために喜んで。
  私は、1日も早く、おとうさんのところに行きたいのだから 」

そう、きっぱりと言ったひとだった。


つい先日、「当時の母は52歳だったのだ」と気付いて愕然とした。
現在の私とそんなに変わらないって、どゆこと??


……あまりに進歩のない、成長してない自分にがっくり。


以前、日記に、母は私の(越えられない)目標だ、と記したが、
全然ダメぢゃん>ぢぶん。


ペン花火




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タグ : 盂蘭盆 おさんどん 嫁稼業 実家 ホームシック おとな



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