今日も元気で

今、生きて在れることに感謝し、限られた生を慈しみ、楽しんで、感謝のなかに在ろうと決意中。

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岡本知高 『 Ave Maria 』 (Caccini)





       感涙とともに第1部が終わり、 休憩を挟んで第2部へ。



       第1部は真っ白なロングコートの衣装でいらした知高氏は、
       黒をアクセントに、長方形な紅色が連なるマント?ロングショール?な
       ゴージャス衣装で登場なさる。

       厚みのある後ろの裾は何かの尻尾のように先が窄まり、
       方向転換なさるときに裾がきれいに回らず、
       何度もくるくる方向転換してみて、裾捌きを練習なさる。

       ご登場の瞬間から会場がざわめいたが、今度ははっきり笑いになって、
       知高氏も くくく と お笑いになりながら、
       これまで何着もつくった大好きな衣装たちには、全て名前をつけているのだと。

          最初の白のロングコートは 『 羞恥心 』。 ( 会場、どっと沸く )
          そしてこの紅のお衣装は 『 ゴジラ 』。 ( 会場爆笑 )

       この『 ゴジラ 』をとっても気に入っているのだけれど、
       裾が独特なので、まだ、裾捌きに慣れない、
       不要に舞台を掃除するだけになりそうだ、と またくるくる回ってお笑いになる。




       舞台は一切の装飾なく、ただ照明だけで 一瞬に情景が変わっていく。

         舞台が 知高氏のリードで、日没を迎えたり、
             草原になり 山になり 川を流れ、海になる――。

       とても立派な舞台にみえ、
       毎週 自分たちがミュージカルのレッスンをしている舞台と同じものだとは
       とてもとても思えない(滝汗)。

       だが、レベルの違う知高氏の目線、指先まで計算されたアクションは、
       とても参考になる。 、、と感じる自分にまた驚きつつ。



       第2部は 難曲であるG.ヴェルディの オペラ 『 ドン・カルロ 』より、
       『 世のむなしさを知る神 』への挑戦から始まり、
       『 サウンド オヴ ミュージカル 』 からの『 すべての山に登れ 』、 
       1974年、第1回広島平和音楽祭にて、美空ひばり氏が歌った『 1本の鉛筆 』。


       、、、、2部に入って、    もちろん、どの曲も凄いのだけれど、
       それぞれに感銘を受けるのだけれど。

       機を逃さず、『 1本の鉛筆 』に込める祈り、想いをお話し下さり、
       その投げかけをも、しっかり受け止め、感じ入ったのだけれど。

       知高氏の「 挑戦 」とも言えるような曲たちは、
       全て成功しておられる、と思うのだけれど。


          正直、これぞ ソプラニスタ。
          「 知高さん、ブラヴォー  だぶる 」と
          思わず立ち上がっちゃうような 曲を聴きたーい。 ヽ(`Д´)ノ


          。。。ぃゃ、そうぢゃない、
          ただひたすら、早く 『 Ave Maria 』 を聴きたいのだ>ぢぶん


             気持ちが逸って仕方がない。。。ダメぢゃん>ぢぶん



    




       そして待ちに待った 『 Ave Maria 』 は。



                  。。。。素晴らしかった(T^T)。


                 やっぱり ほんとにほんとに素晴らしかった(T^T)。




         Libera、Tom Cullyのソロによる『 Ave Maria 』 が、
         天上から降ってくる天使の声ならば、

         知高氏の『 Ave Maria 』は、羽をもがれた地上の天使。
         哀しいほどの深い愛と祈りのこころでもって、天へと昇る。




       

天上の世界へ――




 

                   眼を閉じて、ずっとこのまま聴いていたい。
                   終わらないで欲しい。   (;;)。










        また、素晴らしかったのが、知高氏の伴奏を務めておられた、
        ピアニスト 河原忠之氏のご紹介から、会場を巻き込まれた手法。

        華々しいご経歴と森久美子氏、錦織健氏の専属ピアニストでもいらっしゃり、
        長年、コレペティトゥール( プロとなられる歌い手さんの指導者 )として
        ご活躍しておられる御方であることが披露された後、その河原氏から、

          「 皆さん、固くなった身体を伸ばしましょう 」 と。

        万歳をして腕を伸ばすことから始まり、
        結局全員椅子から立ち上がって発声練習となり、
        腹式呼吸の何たるや、から、音階へ。
        そして、河原氏におだてられながら、皆、高いキーまで出す、出す。

          「 せっかくだから、歌詞をつけてみましょう 」。

        教えていただいた歌詞とメロディは、何気に何処かで聞いたやうな。

        知っておられた方々は なんだか満面の笑顔で。
        知らない私は、ふーん、いい曲、声、出しやす~ぃ はーと

          「 あ~な~た~に あいたくて、あいたくて~♪ 」

          ( 後で懸命に調べたら、MONGOL 800 の 『 あなたに 』 だった@@ )


        寒い冬の日であったが、皆、こころと身体があたたまる。
        にっこにこで着席し、これまで以上に河原氏の伴奏にも耳を傾けながら、
        再び、知高氏の紡がれる世界へと。


           ぃゃ、ほんとは 知高氏独りが紡いでおられるのではなく、
           河原氏と共に紡いでおられるのだ、と
           おふたりはパートナーでいらっしゃるのだ、と、改めて気付かされる。


       最終曲を G.プッチーニ、 オペラのアリア『 トスカ 』から、
        『 歌に生き 恋に生き 』。

       ブラヴォーと声が飛び、鳴り止まぬ拍手のなかで、アンコールは、やっぱり、

        『 トゥーランドット 』 から 『 誰も寝てはならぬ 』。

       そして最後の最後に、『 あなたに 』( このときは題名を知らなかった! )

           なんとねー、先刻、河原氏から習ったばかりの

           「 あーなーたーに あいたくて、 あいたくて~~ 」。

           知高氏と一緒に皆で歌ったのである!! 

           小さなホールが うねり、ホールごと揺らぐかと思うほど。



                    会場、おそらく一人残らず大満足しての閉幕。
                    残ったのは 楽しい余韻、上気した頬。

                    なんとも素晴らしく、あたたかな演奏会。

                    ブラヴォー、ブラヴォー! 知高さん!!





     岡本 知高
      Concerto del Sopuranisuta 2008-2009

     『 私を泣かせてください 』 G.F.ヘンデル

     『 私のいとしい人よ! 』 G.F.ヘンデル

     『 楽しい思い出はどこへ 』 W.A.モーツアルト

       懐かしの抒情歌メドレー  編曲 榎本潤

     『 鳥の詩 』作詞/阿久悠 作曲/坂田晃一 編曲/岡島礼

     『 花 』作詞/御徒町凧 作曲/森山直太朗 編曲/榎本潤

       ~ 休憩 ~

     『 世のむなしさを知る神 』 G.ヴェルディ

     『 すべての山に登れ 』 R.ロジャース

     『 一本の鉛筆 』作詞/松山善三 作曲/佐藤勝 編曲/岡島礼

     『 涙そうそう 』作詞/森山良子 作曲/BEGIN 編曲/榎本潤
 
     『 アヴェ・マリア 』 G.カッチーニ

     『 歌に生き恋に生き 』 G.プッチーニ 





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テーマ : 合唱・声楽

タグ : ソプラニスタ 岡本知高 カッチーニ アヴェ・マリア コンサート アンコール あなたに

[ 2009/05/24 00:00 ] 聴きました^^*☆ | TB(0) | CM(9)

岡本知高 『 鳥の詩 』





       過日、世界で3人ほどしか活躍されていない、という貴重なソプラニスタ、
       岡本知高氏を うちの町が迎え、コンサートが行われた。



       せっかくだから、一緒に歌おう、との 夢のやうなお申し出を
       おバカなうちの中学校は 定期試験中だから、と お断りしたのであった  が、

       お蔭で、うちのミュージカルの小中学生と、
       市内の公立高の合唱部のお子たちが ご一緒できたのであった。


  
       町政時代に設立したホールであるため、
       岡本氏の普段立たれるホールに比べれば、それはもぉこじんまりとしたもので、
       なんだか申し訳ないほどのものであったが、


       知高氏は、

           ご自身の郷里に近く、懐かしく、
           山と海に囲まれた自然に抱かれ、
           久々にアットホームなあたたかい気持ちいっぱい。

           マイクなしで皆さまの身体の隅々まで
           私の声でいっぱぃにして差し上げられる、とのリップサービス。


       その通りの( 男性ならではの )圧倒的な声量、情感、艶、のび、深み、
       そして、自然な発声ながら、一言一句、大切に大切に紡がれる言の葉――。




       第1曲目から、いきなり

         『 私を泣かせてください 』  G.F.ヘンデル

       なので、いきなり滂沱と流れる涙。
 
       胸が痛いほど苦しくて、こんなんで、私は最後まで持つのだろうか、と不安になる。



      




       曲間には 知高氏による軽快なお喋りが入っていくなかで、
       海外で 改めてニッポンの素晴らしさを想い、
       日本の歌、日本語をとても大事にしたい、との由にて、
       抒情歌をメドレーで歌われる。


       私は常々、声楽的な発声は、やはり西洋の歌、
       クラシック、オペラを歌うときのもので、
       日本語の曲は、例えば、落葉松、荒城の月、といった
       朗々とした歌曲でなければ、無理、そぐわない、と感じてた。
        
       それは如何になんでも岡本知高氏のお声でも、無理だ、と。
       彼のお声は、ドラマティックなオペラ、それも、おそらく
       ひときわ華やかなイタリアオペラのなかでこそ光るのでは、と。 

       でも、数曲は違った。


          そのなかで 『 鳥の詩 』 があったのは、とても嬉しいことだった。


       私はこの曲をとても好きなのだけれど、
       当時 ドラマ主題歌として歌っておられたのが、某女優さんで、
       ご本人は 過去の汚点、かの如く 嫌がっておられ、
       素敵な曲なのに、ここまま埋もれていくには
       とてももったいないことだと思っていたから。

       その曲が、知高氏によって いのちを吹き込まれ、
       私の胸のなかで 火の鳥のやうに飛翔し 天上に舞う――





       鳥の詩          (作詞 阿久 悠)


    あなたがいた頃は 笑いさざめき
    誰もが幸せに見えていたけど

     人は人と別れて あとで何を想う
     鳥は鳥と別れて 雲になる 雪になる

     わたしの心が空ならば 必ず真っ白な鳥が舞う
     鳥よ 鳥よ 鳥たちよ
     鳥よ 鳥よ 鳥の詩


    あなたを想うのは 日ぐれ時から
    あたりが夕闇に沈む時まで

     人は人と別れて 夜にひとり迷う
     鳥は鳥と別れて 月になる 風になる

     わたしの心が水ならば 必ず北から鳥が来る
     鳥よ 鳥よ 鳥たちよ
     鳥よ 鳥よ 鳥の詩


    あなたはいつの日か 巣立つ私を
    静かな微笑みで見つめてくれる

     人は人と別れて 愛の重さ覚え
     鳥は鳥と別れて 春になる 秋になる

     わたしの心が湖(ウミ)ならば 必ずやさしい鳥が棲む
     鳥よ 鳥よ 鳥たちよ
     鳥よ 鳥よ 鳥の詩





    




         嗚呼、 良かった(;;)。

         この歌は これで いのち 永らえる。



         知高氏から とんでもなく素敵なプレゼントをいただいたやうなこころもちで
         にっこにこしてたらば、第1部最後の曲で、
         うちの子どもたちや 高校生たちがステージに。

         曲は 森山直太朗氏作曲の 『 花 』。


         知高氏の 洗練された艶いっぱぃの「 おとな 」の声に、
         合唱を学んでるおとなに変わる高校生たち、
         子ども子どもした素直なうちの子どもたちの声が 美しく調和する。



                           もぉ、涙、涙で第1部終了――。





         第2部は、いよいよ楽しみに楽しみにして来た
         G.カッチーニの 『 Ave Maria 』がある。

         だいぢゃぶか!!!>わたし。




       ソプラニスタ、といへば、
       とかく「 際物 」扱いされてしまうことを 常々腹立だしく思っていた。

       とにもかくにも1度ちゃんと聴いてから言え!! と 思う。

       音程の確かさ、豊かな声量、のびと艶。
       研ぎ澄まされた感性から生み出される細やかな発音と表現。

        

       なかでも 知高氏の『 Ave Maria 』は
       絶品中の絶品、と思っているが、
       残念ながら「 You Tube 」では、Hayley Westenra氏との二重唱しかない。

          個人的には、ちょっと私の評価(なにさま?>ぢぶん)は低いのですが、
          よろしければ 是非 → ここ
             というのは、中盤、Hayley Westenra氏のピッチがとんでもなく崩れ、
                      知高氏がとても気遣ってる感が大で、
                      知高氏のソロだけ、が絶対いいです~(悲)



                              で、第2部レビューは 次回 (゚゜)\バキ☆




希

だぶる
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タグ : ソプラニスタ 岡本知高 コンサート 鳥の詩 阿久悠 声楽 独唱

[ 2009/05/23 00:00 ] 聴きました^^*☆ | TB(1) | CM(11)


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