実は、私はタオルフェチなのである。
色・柄を吟味して買いたいタイプ。
家では、お気に入りのものしか、使いたくないという我侭。
だもんで、PTAバザーやネット友達の間でのタオルバザーなどでは、
もう、わくわくショッピング状態☆
で、内祝等のいただきもので、気に入らなかったもの(失礼)は、
一応、お贈り下さった御方の名前とタオルの種類、柄などをメモした後、
バザーに放出する( ごめんなさい )。
だから、いつもお気に入りのタオルたちに囲まれて生活をし、
段々と古くなって来たら、惜しみつつ、学校の雑巾用にストックする。
昨日、雑巾について 情けない状態を記したけれど、
時間があるときは、溜まってるビデオを見ながら雑巾の作り置きをし、
香りのいい石鹸と一緒に仕舞っておくのが常だった。
そうやって、やっと古くなったタオルにさようならをし、
大量のストックのなかから、どれにしようかな、とわくわくしつつ、
新しくおろすタオルを選ぶひとときは、私の至福のとき――
だもんで、今回、上の少年にたくさんタオルを送るときも楽しかった。
少年用に1枚1枚選んで。
1度、水を通してから送ったので、
おニュー(死語?)の綺麗なタオルばかりを洗って干す作業も倖せだった。
で、PTA厚生部のバザー用の雑巾も、
三役として、いつも縫って協力提出してたので、
粗品や広告入りのタオルは、新しいまま、それ用にストックしていた。
んじゃぁ、家の雑巾は??
……私の家の雑巾は、夫や少年たちの肌着やTシャツ(汗)。
もちろん、切ることはあっても、縫いません(大汗)。
で、薄汚れてしまったトレーナーなど、ネット友達にお譲りできないようなものは、
15cm角くらいに切って、海苔缶やティッシュの空き箱などに詰め込んでおいて、
お皿の油ふきや汚れ落とし、レンジ周りを拭いて捨てている。
台ふきには、布巾の古くなったものを縫い合わせて作っている。
時間は、確かに惜しいときもある。
んでも、雑巾は雑巾で、洗いざらしのタオルから作るもの、という観念が
私に沁みついており、私の感覚として、作らねば落ちつかないのだ。
んだから、時間があるとき、その気になったとき、できるだけ作り置きをしておく。
バスタオルは、3等分に折って、折った片側のみを「わ」にして縫っておく。
これがバスマットそのものになるし、流し台の足元で重宝する。
毎日、洗濯物と一緒に洗濯すれば苦にならないし、いつも綺麗。
「わ」にしているため、干すときも竿に通すだけで済む。

本日午後より、高校入学式後、保護者のみでPTA入会式があった。
どんな入会式なのか、わくわくしたが、
PTA会長の自己紹介と、どんなPTAでありたいか、という会長の想い。
そして、三役、執行部の紹介で、あっさりと終わった。
その後、学年主任と生徒指導部からの諸注意があって、子どもたちのHRへと移動。
子どもたちは、たくさんの書類を提出中だった。
先生が、1枚の書類毎に、確認ポイントを皆に伝え、
机の間を縫って、1人1人から確認しながら回収して歩いておられた。
これを何回も。 書類毎に。
なんという時間の無駄! と 感じたが、
1人あたり、10数枚の書類を一斉に集めて、後から、あの子のあれがない、
この子のこれがない、ここに印鑑がない、保護者のサイン漏れがある…etc.を
確認する方が大変なんだろう、、、と見るともなく眺めていた。
ん??
皆の机のなかから、雑巾が覗いている。
そうか、雑巾もこうやって、集められるんだ。
んんん? 皆、白のようだ。 そして、どうも皆、真新しいタオルのような…。
え"~~~?? 雑巾について、但し書きは確かについていなかった。
いいんよね? 新しくなくても? いいんよね? 白くなくても??
そして、遂に。
「 では、雑巾を3枚出してください 」
ひぇえええ。
うちの下の少年の出席番号は2番。
1番の少年の雑巾は真っ白。 手作りかどうかは遠目ではわからない。
そして2番。
下の少年のタオルは、白、水色と白のストライプ、そしてブルーの3色。
どう見ても手作りで、どう見ても古いタオル。
で、ちょっと保護者間がどよめいた。
脇がきゅぅうっと固くなる。
「 なんで? 」 「 いけなかったのか? 」 ドキドキドキ。
次々集められていく雑巾。 白、白、白、白……。
形も大きさも、殆どが全く同じ。 白、白、白、…青!!!
また、保護者がどよめく。
今度は、同じ中学出身らしい隣のひとたちの会話が耳に入る。
「 ねぇ、手作り、ちゃんとした? 」
「 する訳ないじゃん、めんどいのに 」
「 今時、手作りするひと、おるんじゃねぇ 」
「 ほぉじゃね。 ま、時間があるひとなんじゃろうねぇ 」
う"~ん。 とりあえずは、批判された訳ではなかった、かな?
で、思い知りました。
この頑固な私でさえ「もしかして、いけないの?」とドキドキした。
「もしかして、ここで暴れないといけないの?」と情けなかった。
下の少年が、いつも嫌だったのは、この雰囲気だったんだなって。
結局、色柄雑巾は、うちの少年と、もうひとりの少年だけだった。
小学校でも、中学校でも、こんな感じだったのなら、
色柄ものの雑巾が使われる度、誰が持って来た雑巾かも特定されて、
嫌だったことだろう。
手作り雑巾で、こんなに肩身が狭いだなんて、なんだかなぁ、、と思いつつ、
次から、学校へ持って行かせるのは、できるだけ白にしよう、と思ったのである。
んだけど、もう、高校生なんだから、
こんなことでイジメられはしないだろう、とも思いつつ。
(↑ まだ、古いタオル、手作り、というのはやめないらしい(笑))
追記 ) 2007/01/10、
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本文には、Last updated 2005/04/07 01:34:58 AM 以降、
手を加えておりません。
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