祈。
1208祈鶴 posted by (C)天使な先輩 朝日新聞の朝刊一面が オリンピックと高校野球組み合わせ、
対いじめのコラムで埋められていることに、
ぅぅむ、そうかぁ~

と。
その分、天声人語の一語一句を噛みしめつつ。
体調不良により、出社できなかった今年も、
職場の皆が 毎日の昼食時間を利用して折った千羽鶴。
天使な先輩から送られてきた画像をしみじみ眺め、
8時15分。
テレビの前で黙祷を捧げる。


あの戦争で 喪われたいのちの重たさ 尊さは、
全て等しく同じ。
しかし 被爆者の染色体にまで異常を起こさせる核の被害は、
一過性のものではない、ということにおいて、
確かに 【 特別なもの 】 であり、 その一点だけでも、
全世界において、2度と決して許してはならない、人間の過ちである。
なのに、みたび、唯一の被爆國である、この國で。
【 人災 】 により 暴走する
原発炉は
大地、海を汚染し続け、莫大なる被曝者を出し続けるそのさまは
今なお、海底の潮吹臼の如く。
その フクシマ
原発の「 処理 」 のため、
線量計を外して、被曝を隠して従事されることが
日常であったという衝撃の事実。
しかも 禊は終えたとばかりに、次々と全國の
原発が再稼働を始め。
大飯
原発の地下には 亀裂が走り、
活断層によるものかどうか、判断不能な状態のなか、
その配管にさえ 亀裂が入っていたり。
この國は 地震國であることを
3.11に あれほど 思い知らされたにもかかわらず。
私たちが直面した悲劇の数々に、
唯一 救われる面があるとしたら、
私たちが その悲劇に学び、
二度と、同じ 過ちを犯さない、という
この一点に尽きる、と思う。
同じ過ちを犯さぬよう、全身全霊で努力する。
どんなに困難な道であろうと、努力し続ける。
そのことこそが、たまたま 生き残った私たちの務めであり、
責である、と 思えてならない。
世界平和 と
核廃絶 そして
脱原発 を
祈る、ことは 宗教でもなんでもなく。
願う、ことは、過激な思想でもなんでもなく。
にんげん として、当たり前 な 祈りであったり 願いで在れるよう
それぞれのひとびとが、それぞれの立場で
それぞれの平和について、考え続けられるように
思惟を重ね できること を できる形 で
前に。 前に。


私自身も
原爆忌は ひとつの節目。
己れの記して来たことに 向き合うこと > ぢぶん
●
『 夕凪の街 桜の国 』 ●
『 ヒロシマ前夜に想うこと 』 ●
『 夕凪の街 桜の国 ふたたび 』 ●
『 ナガサキの日に 』 ( 『 生ましめんかな 』 )
●
「 みたび 『 夕凪の街 桜の国 』 」
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ジャンル : ライフ
テーマ : 生きることは学ぶこと
タグ : 原爆忌 ヒロシマ 原発 核廃絶 脱原発 被爆国
ヒロシマ・ナガサキ、そこだけが悲しみを背負っていくようで…
難しい事は言えませんが、核の怖さをしっている我が国が、更にその怖さを知り、その対応があまりにもいい加減で…
とても悲しいです。
今年も記事が書き込まれたのに、ちょっぴりホッとしました。
生活が通常に戻っているのだな~と。
まだまだ暑い夏、体に気を付けてくださいね。